報徳学園、6年ぶり準々決勝へ 東邦にサヨナラ勝ち センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第9日の28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦があり、報徳学園(兵庫)が延長十回タイブレークの末、5―4で昨秋の東海王者の東邦(愛知)に勝ち、4強入りした第89回大会(2017年)以来、6年ぶりに準々決勝に進んだ。センバツ最多優勝5回の東邦は、優勝した第91回大会(19年)以来4年ぶりの8強入りはならなかった。 【白熱の報徳学園vs東邦を写真で】 報徳学園は第10日の準々決勝第4試合で、龍谷大平安(京都)と仙台育英(宮城)の勝者と対戦する。 ◇ 報徳学園がサヨナラ勝ちした。タイブレークに入った延長十回、1死満塁から西村が右前適時打を放った。先発の今朝丸が七回に3点差を追いつかれたが、間木、盛田が勝ち越しを許さない好リリーフを見せた。東邦は七回に南出や中村の適時打などで追いつく粘りを見せたが、先発の宮国が四回までに11安打を浴びてリズムを作れなかった。