大阪桐蔭・前田悠伍、カーブ多投で完投「にらまれた」 センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第10日の29日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準々決勝があり、大阪桐蔭は東海大菅生(東京)に6―1で勝利した。完投した大阪桐蔭のプロ注目左腕・前田悠伍投手の試合後のコメントは次の通り。 【大阪桐蔭vs東海大菅生を写真で】 ◇普段使わないカーブ中心に投球 東海大菅生はがんがん振ってくるチームというデータがあったので、目線を浮かせる意味で普段使わないカーブを投げて、そこから真っすぐや色んな球種を投げ込んだ。 (五回に日当から奪った空振り三振の球は147キロ)カーブで追い込んだ時に、にらまれた感じがしたので、自分も気持ちを入れて1球だけ投げた。(六回に打球が当たったのは)左膝。当たっても痛くなかったので、行けるんで大丈夫ですと言いました。 先発を言われたのは朝。(カーブをこれだけ使ったのは)初めて。甲子園は成長できる場と思っていた。色んなことを試して、レベルアップできたらいいと思った。0点に抑えるからという声かけは、実際にいかなかったらダサいので、あんまり言わない。自分の中では0点に抑えるから1点取ってくれたらいいみたいな感じの気持ちでやっている。ふざけて1点取ってくれたらいいよとはたまに言うが、そういう気持ちで投げている。これからも全試合投げるつもりでやっている。 (2021年夏の甲子園で降雨コールド勝利した東海大菅生戦は)内野のボールボーイで見ていた。雨で試合ができない中で、両チームとも野球をしていた。全力疾走をしていた。(試合に)懸ける思いはすごかった。空気も張っていた。最後までやりたい気持ちを感じた。向こうはリベンジするという気持ちで来ると思っていた。気持ち的に負けないように、引かないように意識してやっていた。