〔NY外為〕円、153円台前半(30日朝)
【ニューヨーク時事】30日午前のニューヨーク外国為替市場では、日銀の金融政策決定会合の結果公表を翌日に控えて様子見ムードが強く、円相場は1ドル=153円台前半で推移している。午前9時現在は153円30~40銭と、前日午後5時(153円32~42銭)比02銭の円高・ドル安。 米民間雇用サービス会社ADPが発表した10月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は、前月比23万3000人増と、市場予想(ロイター通信調べ)の11万4000人増を上回った。強めの内容となったことで、市場はいったん円売り・ドル買いで反応。ただ、その後米商務省が発表した7~9月期の実質GDP(国内総生産)速報値が前期比2.8%増加となり、伸び率が市場予想(3.0%)を下回ったことで、円を売ってドルを買う動きは一服。日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの見方も強く、その後はレンジ内での値動きとなっている。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0815~0825ドル(前日午後5時は1.0813~0823ドル)、対円では同165円75~85銭(同165円84~94銭)と、09銭の円高・ユーロ安。