【被害急増】国際電話を利用した詐欺電話 見抜くための“10の特徴”とは?総務省や警察かたる…専門家「不審な電話はすぐに切って」
【特徴4のケース】総務省を名乗る電話…「2時間後に携帯が利用停止」
FNNの記者の元に、「総務省管理室」と名乗る自動音声がかかってきたケースも。 詐欺電話だと気づいた記者は、あえて「ご不明な点がある方は、1番を押してください」というアナウンスに従い、1番を押すと“総務省職員”を名乗る人物が電話に出たといいます。 さらに、12月20日に“総務省”を名乗る自動音声の留守番電話が残っていたという女性に、残されていたメッセージを聞かせてもらうと…。 「こちらは総務省監視管理室です、こちらのお電話は、2時間後に利用停止となります。ご不明な点がある方は1番を押して下さい」 総務省を名乗る自動音声から電話があった女性: 留守番電話に「総務省の者です」って。 留守電を聞いたときに総務省って名乗っていたので、あれ?って一瞬本物かなって思ったんですけど、でも、電話を止めるっておかしいなと思って。 ――詐欺電話の多くが大企業や省庁をかたる理由は? 詐欺・悪徳商法ジャーナリスト 多田文明氏: やはりみなさんが知っていて、信頼の置けそうな企業をかたることで、聞き耳を持たせようとする。そうすると相手のペースにはまってしまうと。詐欺グループとしては相手を自分のペースに持って行きたいので、まずは聞いてもらわないといけないということから、このような名前をかたる。
【特徴8のケース】「キャッシュカードが押収された」「金融犯罪」
詐欺電話の中でよく出てくるという「お金」や「キャッシュカード」というワード。 北海道在住の40代男性にかかってきた警察を名乗る電話では、このワードが顕著に見られました。 警察を名乗る人物 「容疑者の自宅から大量のキャッシュカードと通帳を押収してます。で、捜査の結果、その中の1枚が○○さん名義で開設した○○銀行のキャッシュカードを押収されたんです。(中略) この押収されたキャッシュカードはご自身でご契約されたかどうかに関わらず、○○さんの名義で資金洗浄、金融犯罪が行われています。今回、犯罪収益の受け取り口座として、キャッシュカードの口座ですね、使われています。なので現状は法的責任ご自身が負う可能性だったり、放っておくと資金洗浄の罪が成立することになってしまうんです」 このやりとりは20分弱にも及び、何度も管轄の愛知県警までくるように進めてきますが、男性が「明日なら」というと、ビデオ通話を求めてきたため、「ガラケーなのでできない」と答えると電話は突然切れたといいます。
詐欺電話と思われる電話がかかってきたときの対策は?
詐欺・悪徳商法ジャーナリスト 多田文明氏: まずは電話がかかってきてもその場では短く切ると。もっといいのは、電話を短く切る前に、そうした詐欺の電話に出ないような電話機器ですとか、そうしたものをまずつけておくと。 北海道のケースのように、わざと遠いところの警察署の名前をかたってこられないようにしている、これも怪しいと思ってほしいし、女性がかけてきていますよね?こういうケースもあるんだと注意してほしいです。 (『めざまし8』 2024年12月27日放送より)
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