日本時代にルーツの台湾・古坑コーヒー 今週末にPRイベント おいしさアピール
(台北中央社)日本統治時代にルーツを持ち、中部・雲林県古坑郷で生産される古坑コーヒーのPRイベントが9、10両日、同郷の華山小学校で開催される。7日には台北駅で記者会見が開かれ、林慧如郷長は、世界的なコンテストで優秀な成績を複数回獲得しているとして品質の高さを強調した。 イベントは郷公所(役場)や華山休閒農業区発展協会の共催。コーヒーの紹介の他、コーヒー豆の焙煎体験などが行われる。林郷長は、古坑は恵まれた地理と気候条件により日本統治時代にコーヒー栽培の拠点に選ばれたと説明。台湾のご当地高品質コーヒーの中で最良の選択肢だと語った。 記者会見に出席した台湾鉄路(台鉄)の杜微(とび)董事長(会長)は、人気の高い台鉄弁当の販売にレベルの高い飲み物の販売を組み合わせるべきだと語り、将来的な古坑コーヒーの取り扱いに期待を寄せた。 また台鉄が毎年実施している鉄道弁当フェスティバル(鉄路便当節)に郷公所の参加を呼びかけ、より多くの人に古坑コーヒーを知ってもらいたいとした。 この日台北駅にある台鉄弁当の販売店では弁当の購入者1500人にドリップコーヒーがプレゼントされた。 (汪淑芬/編集:齊藤啓介)