まさかの栄養失調に? 77歳の泉ピン子が「終活やめた」と言う理由
ブランドバッグをお譲りください
そうしたら、あろうことか、私の元にいろんなところから手紙が送られてきました。「ぜひ、そのブランドバッグや宝飾品の数々を私にお譲りください。それを売って借金の返済に回そうと思います」って。冗談じゃないわよ! なんで見ず知らずの人に、私が汗水垂らして働いたお金で買った思い出の品々をタダであげなきゃならないのよ! それを売って借金を返そうなんて図々しいにも程がある! ……でも、そういう人たちって神経が極太で、恥も外聞もないものだから、「譲ってくださるまで、手紙を出し続けます」ってしつこいんです。それも、一人じゃなくて、何人もの人が似たような手紙を寄越すんだから……。
ブランド品を購入しはじめた理由
そもそも、ブランド品を購入し始めたのは『おしん』の撮影の時期なんです。おしんの衣装はボロい着物だけだったから、ブランド品を身につけていれば、一般の方から見られた時にギャップがあるのではないかなと思ったのよね。だから必死に働いた証なんです。 それ以降、あまり使っていないけど良いものは、「これは〇〇(仲良くしている後輩女優)にあげよう」なんて思ったりはするけど、「終活」と称して闇雲にクローゼットを整理するのはやめました。そもそも、私が昔エルメスを集めていたときも、後輩から「いいなぁ。私エルメスって持ってないんです」なんて言われちゃうと、「欲しいだろうな」って思って、気前よくあげちゃってた時期があって……。シャネルの服も、ちょっと体型が変わって着られなくなると「似合いそうだな」と思う子にあげたり。ただ、ものすごい売れっ子だった頃のギャラを全部ブランドに使ってしまったことは、今になって後悔しています。 当時、ブランド物を買うことは私の生き甲斐だったけれど、今の生き甲斐は大谷翔平くんの活躍なので、潤沢にお金があったら、私はドジャーススタジアムの近くにマンションを買いたい! あのブランド三昧だった時代に、ちゃんと貯金をしていたら、ドジャースの近くにマンション買えかもしれないのに(涙)。