奈緒、玉森裕太らが見事にハマった『あのクズ』の裏側をP語る 最終回に込めた思いも「恋愛っていいなと…」
胸キュンシーン後のリアクションを大切に
胸キュンシーンも放送後にはSNS上で大きな話題になっている。 「6話で、ロープを押しながらのほこ美と海里のキスシーンは、玉森さんがとても大変な態勢だったので、鍛えていないと腕が震えちゃうと思うんです。そこを格好良く演じてくれました。奈緒さんは胸キュンシーン後のリアクションをとても大切にしていました。観ている人が、自分が海里にされているように観てもらえるにはどうしたらいいのか――ということをすごく考えられていました」。 奈緒にとって、ラブコメ的な作品は本作が初のチャレンジになった。 「奈緒さんは『ラブコメってホラー映画みたいですよね』と話していました。リアクションというか、表情で魅せるところがホラー映画に似ていると。何度かシーンを重ねるとき、奈緒さんはいろいろなリアクションをするんです。結構やりながら、どうしたら一番いいのか、すごく研究されながらやっている印象でした」。 いよいよ物語は最終回を迎える。ほこ美と海里の恋の行方はもちろん、大葉や撫(玉井詩織)、悟(倉悠貴)らの結末も気になる。 「ドラマを通して伝えたかったことは、ボクシングでも恋愛でも長く向き合うことで、嫌なことを含めて培われるものってあるということ。そういった経験を積むことで成就する恋や夢というのもあるんだということは伝わるといいなと思います。いろいろなことが起こりますが、見ていただいている皆さんが『恋愛っていいな』と思えるような最終回になればいいなと思っています」。 (C)TBS
磯部正和