世界選手権へ向けて開催されたニセコクラシック、150㎞男子優勝は小林亮
世界選手権へ向けて開催されたニセコクラシック、150㎞男子優勝は小林亮
6月14日(金)~6月16日(日)、北海道ニセコ山系でニセコクラシック2024がUCI(国際自転車連合)グランフォンドワールドシリーズの一環として開催された。メインイベントの150kmロードレースが6月16日(日)の早朝にスタート、約350人の選手がニセコグラン・ヒラフから走り始め、小林亮(soleil de lest、35歳~39歳)がこの150kmで総合トップに輝いた。
安全管理のため全面封鎖でおこなわれた2024年大会
150kmのコースは、獲得標高2、479m。ニセコグラン・ヒラフからスタート、俱知安町、共和町、蘭越町、ニセコ町を通過し、再びニセコグラン・ヒラフに戻ってくる美しい自然景観の中で行われた。 また、昨年のツール・ド・北海道での痛ましい事故を受け、より高い安全対策が求められるなか、今年の大会では道路を片面ではなく全面封鎖での開催となった。 150kmは午前6時にウェーブ方式でスタート、6km地点からリアルスタートとなり、決戦の火ぶたは切られた。選手たちは共和町老古美でのスプリントポイントへと向かっていった。 序盤、リオ五輪代表選手の内間康平(TEAM UCHIMA、35歳~39歳)などが積極的にアタックを仕掛けるがなかなか決定的な逃げは決まらない。そして、KOM(King of the Mountain)のあるパノラマラインの上りでは田村和音(コルノグランデ/AbutokuCC、19歳~34歳)が抜け出し、そのままパノラマラインの最高地点付近の神仙沼ではKOMを獲得した。 その後、共和町の日本海へ向かう長い下りでは高岡亮寛(Roppongi Express、45歳~49歳)、小出樹(イナーメ信濃山形、19歳~34歳)、瀧聖人(TRYCLE。ing、19歳~34歳)が抜け出し、後続に25秒差をつけたほか、そのあと日の出関門付近で2023年乗鞍王者の加藤大貴(COW GUMMA、男子35歳~39歳)が抜け出すなど積極的な動きを見せるが最終的に吸収されレースは振り出しに戻った。