世界選手権へ向けて開催されたニセコクラシック、150㎞男子優勝は小林亮
数々の逃げが繰り広げられた150km、昨年に続きスプリント勝負に
最後は雷鳴が響く中、先頭集団は15人ほどの集団に絞られ、そのままゴールを目指す。 ラスト1kmほどで地元北海道の高校生高橋駿斗(北海道帯広南商業高等学校、高校生)がけん制する集団から抜け出し、一時は逃げ切って2年連続で地元北海道の高校生が総合優勝かと思われたが、最終的にメイン集団に吸収された。 そして、最後のニセコ・グラン・ヒラフ前の坂のスプリント勝負へ持ち越された。ここで小林亮(soleil de lest、35歳~39歳)が切れのよいロングスプリントをしかけ後続に5秒差をつけて見事に総合優勝、総合2位には安立和貴(だち會、35歳~39歳)、3位には島野翔太(恒志堂、19歳~34歳)が続いた。
2026年にはニセコクラシックが世界選手権に
無事開催された11回目のニセコクラシックだが、UCIグランフォンドワールドシリーズとしてUCIグランフォンド世界選手権の予選となっている。各カテゴリーの上位25%に入ると世界選手権への切符を手に入れられる貴重な大会だ。2024年は8月28日~9月1日にデンマークでの開催となる。 なお、2026年にはその世界選手権がニセコで開催されることが決まっている。世界中から選手がニセコに集まることでさらなる盛り上がりが期待される。
150㎞総合優勝の小林 亮さんのコメント
レースでは年代別クラスを意識していていました。 一方で今年から、総合の表彰台できたので、そちらも狙えたらなと思っていました。 レース中に1名逃げがあり、集団との差が1分で難しそうだなと思ったが、下りで大集団が吸収。そこからレースが振り出しに戻りました。レース終盤、総合2位の方が、早がけのような形で前に出ていた。(同じゼッケンの色が見えていた)同年代クラスだったためその人だけはとらえたかったため、かけたところそのまま抜け出して、優勝しました。
仲村 陽子さん(女子150km総合優勝)
今回のニセコクラシックはコース変更があることは知っていましたが、試走することができなかったので、少し心配でした。当日レースを走るなかで昨年よりも上りが少なかったような気がしました。再来年ニセコで開催される世界選手権では優勝したいです!