更年期に増える「手や指の痛み」。「手指反らし」や「手の甲ツボ押し」で、いつでも手軽に緩和ケア!【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑫】
●「手のひら~指の根元」の筋肉全般に働きかける! 手のひら全体と各指の根元には、さまざまな筋肉がある。 手や指の複雑な動きにかかわっている。
【1】 最初に、手のひらを上に向ける。
【2】 まずは、【指を握る】動きを行う。 指を1本ずつ、根元から指先まで、もう片方の手で包み込むように握る。小指→薬指→中指→人差し指→親指の順に行おう。 親指まで行ったら、次は逆方向に、親指→人差し指→中指→薬指→小指の順に、同様に1本ずつ握っていく。これで1往復。指1本につき、握る時間は3秒程度。 これを2往復行ったら、反対側の手の指も同様に行う。
【3】 続いて、【指を反らす】動きを行う。指を1本ずつ、【2】の動きのときのように握り、手のひらに対して、90度下に向けるつもりで、ゆっくり反らす。 手のひらに対し90度下を向くように反るのが理想だが、指がそこまで反らないという人は、無理のない、できるところまで行えばOK。小指→薬指→中指→人差し指→親指の順に行おう。親指まで行ったら、再度、小指→薬指→中指→人差し指→親指の順に行う。この2回で1セット。指1本につき、反らす時間は5秒程度。 これを1セット行ったら、反対側の手の指も同様に行う。 \指を反らすときのポイント/ 【3】の指を反らす動きのときは、呼吸しながら1本の指を握って反らすようにすると◎。息を吸いながら、指を握る→息を吐きながら、指をゆっくり反らす。これを繰り返す。このように呼吸しながら行おう。 【3】の2回目を行うときは、1回目のときよりも、少し強めに力を加えてOK。
●親指を反らすときのコツ 【3】で親指を反らすときは、もう片方の手で握り、少し引っ張りながら反らすようにすると効果的だ。
\これはNG!/ 指先だけを持って指を反らすと、脱臼などケガの原因になる可能性が。根元から指先まで、指全体を包み込むように握って、優しくゆっくり行おう。
【関連記事】
- 【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング①】更年期におすすめの「五臓ヨガ」とは? ストレス、ほてり、ホットフラッシュなどの不調にも効果的
- 【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑧】40代、50代の更年期の手の痛みにも「五臓ヨガ」は効果的!
- 【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング⑪】「膝、股関節の痛み」を解消! グイーッと伸ばす前後開脚ストレッチ
- 50代になったら、手のこわばり、痛み、むくみ予防を始める理由とは?
- 40代・50代以降の手指や関節の痛み、変形は初期症状を見逃さないで! 症状はいつの間にか進行してしまいます