足首が太い人は「アキレス腱が斜めになっている」かも?足首をキュッと引き締めるスゴ技ほぐし
スラリと伸びた脚に欠かせないのが「引き締まった足首」。まっすぐで、キュッとくびれている足首に憧れるものの、どうやったら細くなるのかわからない…という人のために最適なストレッチをご紹介します。 ◆写真でやり方を見る→足首が太い人は「アキレス腱が斜めになっている」かも?足首をキュッと引き締めるスゴ技ほぐし ■引き締まった足首に欠かせない「距骨(きょこつ)」 私たちの脚は片脚ごとに28個の骨で構成されています。その中に距骨(きょこつ)という骨があります。外くるぶしと内くるぶしに挟まれるように位置している距骨には、爪先からかかとまでの「足」部分と膝下の「脚」部分をつなぐ重要な役割があり、全体重の負荷がかかる部分でもあります。 ■距骨はずれやすい 距骨には筋肉が付着しておらず、それで私たちは滑らかに足首を動かすことができます。一方、筋肉が付着してないということは、安定性に欠けており骨の位置がずれやすいという特徴もあります。 ■■距骨がずれるとどうなる? 距骨がずれると、膝下、足首、かかとの構成がゆがみます。バランスが悪くなると、足首の動きが悪くなり、レッグラインに影響が出て、O脚やX脚などの原因になります。他にも膝や腰の痛みや違和感につながったり、脚の血流も悪くなるのでむくみや足指の冷えも増長。その結果足首が引き締まりにくくなります。 距骨がずれるとアキレス腱のラインが真っ直ぐでなくなる場合があります。理由は距骨がずれたことにより、その下の踵骨(しょうこつ:かかとの骨)が内側に倒れしてしまうから。そんなずれた距骨をほぐすことで、足首にくびれができて、スッキリとした印象に変わることができます。 ■足首ほっそり【距骨ほぐし】 運動をしているのに足先の冷えやむくみが気になる、自分のアキレス腱のラインをチェックしたら曲がっていた、という人は、これから紹介する「距骨ほぐし」を試してみてください。 (1) 床に座り、片膝を立てて、両手の親指で立てた方の足の内くるぶしの下を押さえる。 (2) 両手の人差し指と中指で外くるぶしの下を押さえる(薬指と小指は曲げたままでも、かかとに添わせてもOK) (3) 手でくるぶしを押さえたまま、足を反対の脚の太ももの上に乗せ、つま先を内回し・外回しするように動かす。 (4) 太ももの上に乗せた足のかかとを手でつかむ。 (5) かかとをつかんだままで足を上に引っ張り、下に引き下げる。これを10~15回繰り返す。その時、かかとを無理やり動かすのではなく、くるぶしの周りが気持ちよく伸びるのを感じながら実践して。 ライター/宇都宮明香(ヨガ講師)
宇都宮明香