カラアゲニストが選ぶ2023年に本当に美味しかった「至極のからあげ」BEST5 #食楽web #からあげ
●SHOP INFO 店名:東京浅草チキン 住:東京都台東区浅草2-10-1
破壊力抜群の“二郎系からあげ丼”|『めっちゃらんまん食堂』(中目黒)
東京・中目黒にある『めっちゃらんまん食堂』には、「茶色丼」というとんでもないからあげ丼があります。見た瞬間に「え? ラーメン二郎?」と思わずつぶやいてしまうかもしれません。聞けば、『ラーメン二郎』が大好きなオーナーや店長さんが、二郎へのリスペクトから「同じようなものをからあげでも作れないか」と、試行錯誤を経て完成したメニューなんだとか。 何しろ、ラーメン丼ぶりに1個40g前後のからあげが8個、そしてもやし、ニンニク。もやしの上にはアブラ(背脂)がのせられています。ご飯は約450g、もやしが約350g。からあげと合わせると、総重量はおよそ1.2kgほど(!)。 からあげにはタレがかかっており、こちらの普通のからあげよりも少し味が濃いめですが、これが美味しい。もちろん、タレがかかっていても衣のカリッと感は健在。
もやしの上のアブラ(背脂)は、オリジナルレシピで作ったというゼラチン質たっぷりの逸品で、これがまた激ウマ! トロリとした舌触りに、こってりとした甘辛い味わい。白いご飯にはもちろん、これを舐めるだけでもお酒のアテとして成立しそうなキケンなウマさ。 そのアブラを崩してからあげと一緒に食べると味変も楽しめますが、それだけではもったいない。ご飯もたっぷりあるので、アブラやニンニクを混ぜつつ食べるのがオススメです。ちなみにご飯はいわゆる「おかかご飯」。ここにアブラとニンニクが加われば、おかずなしでも余裕でいけます。
●SHOP INFO 店名:めっちゃらんまん食堂 中目黒高架下店 住:東京都目黒区上目黒3丁目 中目黒高架下
九州醤油の旨さ際立つ“博多風からあげ”とは?|『からあげ八ちゃん』(湯島)
東京メトロ千代田線・湯島駅の地上出口から徒歩数十秒の場所にある『からあげ八ちゃん』は、博多風からあげが味わえるお店。こちらでオーダーした「からあげ定食」は、「たれ」、「たれこしょう」、「たれ一味」、「たれ韓辛」、「たれにんにく」、「特製塩」、「特製ポン酢」という7つの味から好きなものを選べます。初めてならシンプルな「特製塩」がオススメ。 からあげは、やや大きめサイズのものが4個。「特製塩」は別の器に盛られています。ひと口食べると「シャリッ!」とした歯ざわりの衣。爽快な音が脳内に響き渡る、悩殺系の咀嚼音です。そしてその衣が唇に触れたときの心地よさ! 油っぽさはほぼなく、ほんのり温かい。しっとりとしたやさしい感触です。 肉も絶妙なやわらかさで実に美味。ちょっと弾力もあって、噛むほどに肉の旨みがしぼり出されてくる感じです。秘伝のタレに3日間漬け込んでいるそうですが、この味付けがとにかくスゴい。 ご承知の通り九州の醤油は甘め。その醤油を使用しているから、コク深さと甘み、上品な醤油の風味がしっかりと染みています。これは関東エリアではなかなかお目にかかれない味です。