「全員!出禁です!!」閉店の日、町のゲーセンで配られたのは「出禁カード」!? 全国で相次ぐ廃業、店主が込めた愛
「全員!出禁です!!」 神奈川県横須賀市にて、1995年より営業を続けてきたゲームパラダイスゼロワン(@gameparadise01)。地元に根付くゲームセンターとして長年愛されながらも、2024年の2月に惜しまれつつも閉店となりました。 【写真】「過剰なまでに貢献」「再三の注意にも」…文面にも店主の愛が詰まった「出禁カード」 営業最終日となった2月29日には、多くの人たちが同店の有終の美を見届けようと来店。しかし、そんなお客たちに対し、店側が配布したのは、なんと“出禁カード”でした――。 「お客様は過剰なまでに貢献しており、スタッフの再三の注意にも関わらず遊技を止めなかったため、2024年2月29日をもって出禁とする。2024年3月1日よりいかなる理由問わず、ゼロワン店内に立ち入ることを禁止する」
ゲーセン愛を忘れないで…店長からのメッセージ
「来店していただけたお客様が、ゲームパラダイスゼロワンの記憶と“ゲームセンター愛”を忘れずに、今後もゲームセンターで遊技してほしい」 出禁カードを配った理由について、同店の元店長・笠井さんはこのように語ります。ちなみに、案は「お客様との会話のなかで生まれたもの」だったとのこと。 カードをもらった人たちは、「初出禁くらった!」と笑ったり、泣いたりしながら「また同じようなゲームセンターのオープンを待っています」と言ったり、「今までお世話になりました!」とお礼の言葉を述べたりなど、反応はさまざまだったそうです。 笠井さんによると、総合複合ビル建設のために同店が入居するビルを含めた駅前一区画が再開発となったことが、閉店の理由だとのこと。 やむなく閉店となってしまったゲームパラダイスゼロワンではありますが、悲しい気持ちではなく、楽しい気持ちで終わって欲しい――出禁カードには、そんな店側のお客に対する心遣いが感じられます。 投稿されたX(旧Twitter)の公式アカウントにも、たくさんのコメントが寄せられました。 「涙と友情の…最高の出禁…」 「ゲーセンがなくなるのは本当に悲しい」 「学生時代に遊びにいってました」 「長い間横須賀を盛り上げてくれてありがとうございました」 「もし新規オープンしたら『あなた出禁カード渡しましたよね出禁です』ってネタをやってもらいたい」 「またお会いする日まで!!」