「告訴内容は虚偽」サッカー伊東選手側が損害賠償を求めた訴訟、女性側は争う姿勢
サッカー日本代表の伊東純也選手らから性的暴行を受けたなどとして刑事告訴した女性2人に対し、告訴は事実無根で名誉を傷つけられたとして、伊東選手側が損害賠償を求めた裁判が26日始まり、女性側は「被害申告に虚偽はない」として争う姿勢を示しました。 20代の女性2人は、サッカーの伊東純也選手らからホテルで酒を飲まされ性的暴行を受けたなどとして今年1月、刑事告訴しましたが、伊東選手側は、告訴の内容は虚偽で名誉を傷つけられとして、女性2人に2億円あまりの損害賠償を求め、今年2月に提訴していました。 26日、東京地裁で開かれた第1回口頭弁論で、双方の代理人が意見陳述を行いました。 伊東選手側は「捜査の結果、告訴された全ての罪名で「『不起訴』と判断されている以上、告訴の内容自体、明らかに虚偽だと言わざるを得ない」と主張しました。 一方、女性側は「被害申告に虚偽はなく、性被害を受けたことに確信を持っています」と訴えました。 女性は会見で、「もしウソがあったら刑事告訴など絶対していません」「誠実な謝罪を求めたい」と話しました。