小泉今日子&小林聡美、50代の幼なじみ2人の日常をユーモラスに描いた友情物語「団地のふたり」
藤野千夜氏の同名小説を基に、2人の50代女性による温かくユーモラスな友情物語をドラマ化した、プレミアムドラマ「団地のふたり」(NHK BSプレミアム 4K・NHK BS)に出演中の小泉今日子さんと小林聡美さん。 大学非常勤講師の太田野枝(小泉)とイラストレーターの桜井奈津子(小林)。団地で生まれた2人は、保育園からの幼なじみ。若い頃はいろいろあったけれど、50代独身の2人は、実家のある昭和な団地に戻って来た。ノスタルジックな雰囲気が漂う中、現代人が抱えるリアルな問題を、切なくも温かく、リアルに描いている。舞台となった団地の魅力や作品の見どころ、そして、10代の頃から共演を重ねてきた小泉さんと小林さんの関係性など、さまざまな話を聞いた。
――“ノエチ”と“なっちゃん”は、団地に愛着があってこの暮らしを楽しんでいますが、実際に団地でロケをしていかがでしたか。 小林 「ロケをさせていただいた団地は、住んでいる皆さんが丁寧に手入れをしていてとてもいい雰囲気でした。団地が建てられた当初からある木の幹が太くて、大切にされているんだなと思いましたし、花壇も遊具もきちんと手入れされているし、気持ちよかったです」 小泉 「住んでみたいと思いました。家の周りに植物があれば、昆虫や小鳥がよってきて、その鳴き声が聞こえて癒やされるし、夏には子どもたちがプール場みたいなところで水浴びをしていて賑やかだし」 小林 「一つの世界が出来上がっているみたい」 小泉 「商店街が各方面にあって便利だし、お団子屋さんがおいしいんですよ」 小林 「そう、1本50円の串団子! 過疎になっている団地もあるみたいですが、ああいうふうにみんなで奇麗に整えると付加価値がついて住みやすくなるなと思いました」 小泉 「団地に興味を持った若い人たちが集まって、コミュニティーができて、団地が活性化していったらいいよね」