「朝はジムへ行き、夜は飲み会へ」筋トレと仕事を両立する“マッチョな会社員”の逆算思考
会社員が仕事とプライベートの両立を図るためには、オンオフのメリハリが大事。仕事に打ち込むことも大切だが、適度に趣味やスポーツに没頭する時間を取ることで、ストレス解消や息抜きになり、充足感のある生活を送れることだろう。 こうしたなか、営業の仕事をやりながらフィジーク(筋肉の美しさとバランスを競うスポーツ)の選手として切磋琢磨する“マッチョな会社員”がいる。 ⇒【写真】大会出場時の見事な逆三角形ボディ アニメやゲームなどのビジュアル制作を手がける株式会社アクアスターの遠藤大樹さん(26歳)は、本業では企画営業部のマネージャーを務めながら、フィジークでは神奈川県の3つの大会で優勝を収めるなど、「会社員とフィジークの2刀流」で活躍している。 フィジークに目覚めた理由や、仕事とプライベートのバランスを保つために心がけていることについて、本人に話を聞いた。
友人の“マッチョ”になった姿に憧れて…
遠藤さんは、小学校から高校3年まで野球をやっていたそうで、昔から競技力向上のための体づくりには取り組んでいた。 転機になったのは、高校3年時の夏。肘の靭帯を痛め、手術を経験した際のリハビリが「筋トレに目覚めた最初のきっかけだった」と遠藤さんは話す。 「野球は投手をずっとやってきたのですが、ダルビッシュ有選手や大谷翔平選手も受けた『トミー・ジョン手術』を自分自身も経験し、そのリハビリで筋トレを始めました。体をひと回り大きくして、選手として復帰したいという思いから、筋トレに励むようになったんです」(遠藤さん、以下同) 大学では野球部に入らず、クラブチームに所属。平日は筋トレ、土日は野球という生活を送っていたという。 そんななか、フィジークを知ったのが大学2年のときで「高校時代の友人が見違えるように体格が変わったのに衝撃を受けた」と遠藤さんは言う。 「以前からマッチョには興味を持っていたのですが、友人がフィジークをやるようになってリアルに体付きが変わっていくのを目にしたときにすごく感化されました。『自分もやりたい』という憧れの気持ちから、フィジークの大会に出てみようと考えるようになりましたね」