湯船につかりたいのに「水道光熱費がもったいない」と妻に言われます。夫婦2人の場合、家で毎日入浴するより銭湯の方がコスパはよいのでしょうか?
東京都の銭湯の入浴料金は?
東京都の銭湯の入浴料金は、「公衆浴場対策協議会」で原価が計算され、東京都知事が告示しています。2024年10月現在の入浴料金を表1にまとめました。
出典:東京都公衆浴場業生活衛生同業組合 東京銭湯「入浴料金のお知らせ」を基に筆者作成 大人は1回で550円かかるため、2人で銭湯を利用すると1回当たり1100円かかる計算になります。
家で入浴した際の水道光熱費と銭湯の入浴料金を比較
これまで計算した水道光熱費と銭湯の入浴料金を比較するため、表2にまとめました。
※筆者作成 夫婦2人のコストで見ると、銭湯を利用するよりも家で湯船をためたり、シャワーを使ったりする方が安く済んでいます。湯船の場合、追い炊きや足し湯をすれば多少コストは追加されますが、もし水から沸かしなおしたとしても追加でかかるガス代は約85円です。 なお、すぐにできる節約方法には、使わないときはシャワーを止める、湯船のふたをこまめに閉めるなどがあります。
コスパがよいのは家での入浴
これまでの比較を見ると、銭湯は2人で1100円の入浴料金に対して、家での入浴にかかる水道光熱費は湯船で約133円、シャワーで約238円でした。湯船とシャワーの利用を合わせても約371円と、銭湯の入浴料金の約3分の1となっています。 さらに、使わないときはシャワーを止めたり、湯船のふたをこまめに閉めたりすると、より節約につながる可能性があります。節約しながら家での入浴を楽しみましょう。 出典 東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方 東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通) 東京地区等 一般契約料金 東京都公衆浴場業生活衛生同業組合 東京銭湯 入浴料金のお知らせ 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部