ブガッティってどんなメーカー? 過去・現在の車種ラインアップを紹介!
W16ミストラル(2022年)
ヴェイロン、シロンに搭載されてきたW16気筒エンジン最後のモデルとして2022年に登場したW16ミストラル。現行ブガッティ車の特徴となるホースシュー型グリルを備えているものの、縦型のヘッドライトやAピラーを包み込むように湾曲したフロントガラスなど、シロンをベースとしたものではなく、オリジナルデザインを採用しました。 同車に搭載されるパワーユニットは8リッター W16気筒エンジンの最高出力は1600馬力。最高時速はシロンと同じ420km/hです。 ミストラルのデザインは1930年代にレースで活躍したタイプ57で、センタープレスラインなどにデザインモチーフが採り入れられました。 また、インテリアも削り出しアルミが目を引くシロンとは異なり、革とカーボンの組み合わせが目立つのが特徴。ただ、高級感を備えつつシンプルなデザインを採用したところはシロンと変わりません。 同車は99台限定で2024年から販売を開始する予定ですが、残念なことにすでに完売とのこと。ブガッティは今後、W16気筒エンジンを廃止し、電動化されたパワーユニットを搭載する新たなスーパースポーツカーを製作する予定です。
タイプ35(1924年)
ブガッティの名を世に広めたのが、1924年に登場したタイプ35。2リッター直8エンジンを搭載し、レースで活躍したことで同社の名声を高めました。 デビューから7年間でわずか340台しか製造されませんでしたが、バリエーションは豊富。 スーパーチャージャー付き2リッターエンジンを搭載した35Cや排気量を2.3リッターに拡大したエンジンを搭載した35T、そのエンジンにスーパーチャージャーを組み合わせパワーアップした35Bなどが販売されています。
タイプ57(1934)
レーシングカーでブランドイメージを高めたブガッティが1934年に送り出したタイプ57は、プレミアム・ロードゴーイングカー。2ドアクーペ、4ドアセダン、カブリオレと多彩なボディバリエーションを有していました。 なかでも人気を集めたのが美しいスタイルを身につけた2ドアクーペの“アトランテ” 。 同車は3.3リッター直8エンジンを搭載し、デビュー後、スーパーチャージャーを備えたハイパフォーマンス仕様などが追加されています。