「現地に根付いたマネジメントができていない」…ニデック、車載事業を再編
ニデックの岸田光哉社長最高経営責任者(CEO)は24日都内で会見し、グループの車載事業を再編し強化する方針を示した。欧米で電動パワーステアリング(EPS)などを展開する「車載既存事業」について、1日付で家電や産業用モーターを手がけるACIM事業に統合した。さらに車載関連のグループ2社の統合も決めた。岸田社長は「グループのシナジーを最大化したい」と狙いを説明する。 【一覧表】ニデックの決算詳細 車載既存事業は日本で始めた後、欧米に進出したが「現地に根付いたマネジメントができていない」という。そこで現地での経営が確立しているACIM事業に統合。物流や購買の共通化なども進める。 また電子制御ユニット(ECU)などのソリューション強化に向け、ニデックエレシスとニデックモビリティの統合作業に着手。開発力を高め、完成車メーカーへ食い込む。