寝ても寝ても寝足りなくて……朝、起きれません!
朝、「ヌクヌク感が恋しくて、お布団から出られません!」というレベルではなく、たとえば、大切な試験や仕事があったとしても起きられない、、、と悩んでいる人もいるのでは? 薬に頼るのも不安だし、おおげさにしたくないしというあなたへ。今回は漢方の視点からズバッとアドバイスをいただいてきました! ViVi世代が気になる悩みを、専門家にしっかり取材。信頼できるアドバイスをもらおうという企画『ViVi保健室』で解決しよう。 【寝不足な原因】はひとつじゃない!?解決策は?
今回の相談
Q.とにかく朝、起きられなくて、遅刻の常習犯。まわりからは夜ふかしを疑われていますが、12時には寝るようにしているんです。でもいつも眠い! 助けてください! ◆答えてくれる先生はこの人! 樫出恒代さん 『漢方カウンセリングルーム Kaon』代表。漢方薬剤師。漢方ライフクリエーター。『対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座』にて行っている漢方カウンセリングが好評。女性特有の悩みに対して漢方の知恵で解決するスペシャリストであり、「ViVi世代の女の子にももっと漢方によるヘルス&ビューティ対策を知ってもらいたい」との熱い想いも。 https://kampokaon.com/academy/
A:本当に寝てる?連続睡眠してる?
私のカウンセリングルームにもViVi世代の女の子は来ますが、やはり「寝ても起きられない」「昼間も眠い」というお悩みを訴える子がいます。彼女たちは「ちゃんと寝ている」と主張しますが、根ほり葉ほり聞いてみると、途中で目が覚めたり、トイレに起きたり、夢見が悪かったり。 一般的に7時間、睡眠時間をとれるとベストですが、この7時間は、途中で起きずに朝を迎える連続睡眠で、ということ。自分では寝ているつもりでも、途中で起きているのなら、それはきちんと寝れていないことになるのです。
A:連続して寝られないのは、老化です(涙)
本来、ViVi世代なら7時間はぶっ続けで寝ていられるはず。実は、寝続けるためにはチカラが必要で、そのチカラが衰えてくると連続して寝られなくなってしまうのです。 たとえば、中学生の頃はぶっ続けで15時間は寝られていたのに、おばあちゃんになると夜中に何度もトイレに起きてしまう。これは漢方でいうと腎が弱ってきているから。腎とは泌尿器、生殖器、腎臓などのことで、ここでは膀胱のこと。つまり尿を溜めておけるチカラが衰えてしまうことで、連続して寝られなくなってしまうのです。