【NBA】セルティックス、ドラフト外入団から3&Dとして飛躍を遂げた控えFWのサム・ハウザーと4年総額70億円で契約延長へ
昨シーズン自己ベストのスタッツを記録し優勝に貢献
セルティックスが、控えフォワードのサム・ハウザーと4年4500万ドル(約70億円)の契約延長を結んだ。ハウザーの今シーズンの年俸は約200万ドル(約3億円)。2025-26シーズンにFAとなるところだったが、大幅昇給で流出を阻止した。 26歳のハウザーは、2021年にドラフト外から2ウェイ契約でセルティックスに入団。1年目はわずか26試合出場に終わったが、2年目は80試合出場、平均16.1分出場と出番を大きく増やし、昨シーズンは79試合出場、平均22分出場、9.0得点、3.5リバウンドに加え3ポイントシュート成功率42.4%を記録。ハッスルプレーが光るタフなディフェンスと長距離砲を得意とする3&Dとして、ベンチからエナジーを与えていた。プレーオフでもプレータイムを伸ばしてローテーション入りを果たし、チームのNBA制覇にしっかりと貢献した。 昨シーズン、NBA通算1位となる18度目のリーグ制覇を達成したセルティックスは、今オフに入って大黒柱ジェイソン・テイタムともスーパーマックス契約を結び、不動の先発デリック・ホワイトとも4年の契約延長に成功。控えビッグマンのゼイビア・ティルマン、ルーク・コーネットとも再契約を結んでいる。 この結果セルティックスは、昨シーズンのプレーオフにおける平均出場時間の上位10選手を維持したまま新シーズンを迎えることができる。もちろんテイタム、ホワイトと大型契約を結んだ影響で、サラリーキャップ超過によるラグジュアリータックスの支払いや補強制限が厳しくなるが、少なくとも今後2~3年においてリーグ随一のタレント力を保てそうだ。セルティックスは新たな黄金時代を築くための準備を着実に進めている。
バスケット・カウント編集部