【MLB】タイガースが先発補強 37歳のベテラン右腕カッブと1年契約で合意 前田健太らとローテ形成か
今季後半戦に「ピッチング・カオス」で旋風を巻き起こしたタイガースだが、今オフは先発ローテーションの立て直しを図っている。そんななか、スコット・ハリス編成本部長はジャイアンツGM時代からよく知る投手をチームに加え、先発投手陣を強化した。日本時間12月10日、米公式サイト「MLB.com」が関係者から得た情報によると、タイガースはガーディアンズからFAとなっていたベテラン右腕アレックス・カッブと1年契約を結ぶことで合意。なお、現時点では金額面などの詳細は明らかになっていない。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在37歳のカッブはメジャー13年間で4度の2ケタ勝利を含む通算79勝を挙げ、ジャイアンツ時代の2023年にはオールスター・ゲーム初選出を果たしたベテラン右腕。左股関節の手術を受けた影響で今季は開幕から故障者リストに入り、7月末にガーディアンズへトレードされたあと、8月上旬にようやく戦列復帰を果たした。レギュラーシーズンでは3試合のみの登板に終わったが、2勝1敗、防御率2.76と上々のパフォーマンス。ただし、ポストシーズンでは2度の登板で0勝2敗、防御率7.94に終わった。 来季のタイガースで先発ローテーション入りが確実と言えるのは、今季投手三冠を達成してサイ・ヤング賞に輝いたタリック・スクーバルと今季22度の先発登板で4勝8敗ながら防御率3.53をマークしたリース・オルソンの2人だけ。カッブはそこに加わり、スクーバル、オルソン、カッブがそのまま先発1~3番手ということになりそうだ。 残りの2枠は前田健太、ケーシー・マイズ、マット・マニング、ケイダー・モンテロ、有望株ジャクソン・ジョーブらの争いとなるが、タイガースはさらなる先発補強に動く可能性もある。地元紙「デトロイト・フリー・プレス」のエバン・ペッゾルド記者によると、タイガースはウォーカー・ビューラー、カイル・ギブソン、アンドリュー・ヒーニーといった先発投手に興味を示しているようだ。