ゴーン被告「相互補完性が見えない」“売上高30兆円”ホンダ・日産“経営統合”へ協議
■“相乗効果”強調 厳しい面も…
会見では、両社とも相乗効果を強調していましたが、一方で厳しい面も認めています。 ホンダ 三部敏宏社長 「シナジー効果を最大に刈り取るのは2030年以降。日産とホンダが自立した2社として成り立たなければ、この経営統合の検討は成就することはない」 日産自動車 内田誠社長 「きちんと利益が出るような会社に再生する。その道筋をつけていくのが私の責務」 来年6月に最終合意を目指すとしていますが、統合は実現するのでしょうか。自動車業界に詳しい、経済ジャーナリスト・井上久男さんに聞きました。 経済ジャーナリスト 井上久男さん 「ホンダ側が、日産が示す経営再建計画をどう評価するかがポイント。販売網や生産拠点の重複をどう調整するかが今後の課題。それ次第では統合が実現しない可能性も充分あり得る」 さらにカギを握るのが、日産を買収する意向があると報じられている鴻海の動きだと指摘しています。 経済ジャーナリスト 井上久男さん 「正式に鴻海から買収提案があった場合、株主に対し『鴻海よりホンダとの経営統合が合理的』と説得しなければならない。結果次第では、この経営統合の行方が不透明になるのでは」 (C)CABLE NEWS NETWORK 2024
テレビ朝日