クリスマスの風物詩「プレゼントに『4℃』買う男性」論争、今年ついに終止符が打たれるか? 4℃は「もう“いじられブランド”ではない」という根拠
毎年、クリスマス商戦の時期になると、ジュエリー業界もプレゼント需要の熱気が高まる。SNS上でもそうした話題が盛り上がっているのだが、それがポジティブなことだけとは限らない。 【画像】今年のクリスマスの「4℃」は、なんか違う…!女性たちの心を打った広告 今年は、プレゼントを贈る側の男性ともらう側の女性のギャップについて盛り上がっていたが、そのネタにされたのが日本のジュエリーブランド「4℃」だ。 4℃はいじられるような尖ったブランドではないものの、SNSでネタにされることが多い。ブランドにとって好ましくない内容も多々あり、その声を無視するわけにもいかないのが難しいところだ。
少なくとも、今回の話題については、4℃のブランド課題や、それに対して企業側が取り組んでいる施策とも大きく関わっているように見える。 ■今年はプレゼントの「男女ギャップ」が物議 4℃がネガティブな方面で話題に上がるようになったのは、2010年代。その頃、一気に普及したSNSで、クリスマスやバレンタインのプレゼントであろう4℃のアクセサリーが転売されていると報告されるようになってからだ。 近年では、2020年12月に物議を醸した投稿があった。
婚活中の30歳の女性がTwitter(現X)に、男性にプレゼントされた「Canal 4℃」の箱の写真を、「30歳への贈りものとしては微妙」といったニュアンスのテキストとともにアップしたのだ。 「Canal 4℃」は4℃のサブブランドで、若年層向けのブランドとなっている。 この投稿からさまざまな議論が勃発し、「クリスマスプレゼントとして4℃はふさわしくない」「4℃はダサい」といった議論にまで発展してしまった。
以降、「サイゼリヤでデートはありかなしか」という論争(? )とともに「女性へのプレゼントとして4℃はありかなしか」という論争が巻き起こるようになり、特にクリスマスシーズンになると、この話題が盛り上がるようになっている。 4℃にとっては、「もらい事故」のようなものだったと思うのだが、あらぬ噂によってブランド価値が下がってしまうことは不本意なことであるし、そうした状況に陥ることを回避する必要がある。