阪神、助っ人5人ほぼ固まる 最速157キロ右腕デュプランティアー&マイナー132本塁打の右打ち内野手ガルシア獲得へ
阪神が米大リーグ、ブルワーズとマイナー契約を結んでいたジョン・デュプランティアー投手(30)、前ナショナルズ傘下2Aのデルミス・ガルシア内野手(26)の獲得を目指していることが17日、分かった。来季に向けて新外国人は3人を補強する予定。すでに有力候補として挙がっている前フィリーズのニック・ネルソン投手(29)を含め、藤川阪神1年目の助っ人体制が固まってきた。 【ひと目でわかる】阪神2025年の助っ人陣 覇権奪還へ、長身右腕が海を渡ってやってくる。阪神がデュプランティアーの獲得を目指していることが判明した。 日本時間17日にMLB公式サイトの記者が「ブルワーズのキャンプに招待選手で参加予定だったデュプランティアーが阪神タイガースと契約するためにリリースされた」とXに投稿。球団幹部は「(契約は)最終段階と聞いている。おおむね順調」と話した。 右腕は193センチの長身から最速157キロの直球を投げ込み、シンカーやスライダー、カーブなど多彩な変化球を操る。今季はメッツ傘下3Aで開幕を迎え、藤浪晋太郎ともチームメートだった。マイナーの複数チームでで23試合に登板して6勝3敗、防御率4・20。先発、中継ぎどちらも可能で、3Aでは通算72試合(先発33試合)登板で13勝8敗、防御率4・85の成績を残している。 また野手ではガルシアを有力候補としてリストアップしていることも判明。マイナー通算132本塁打を誇る右打ちの大砲は、一塁、三塁、左翼を守れ、補強ポイントにも合致する。藤川監督は「主軸で出るような選手は取らない。日本人にないタイプというところを探しています。その上で、フルで出さなきゃいけないという条件がつかない選手」と話しており、前川ら若手外野手の競争相手としても期待が懸かる。 嶌村球団本部長は2025年の外国人5人体制を明言。来季の契約を結んだゲラとビーズリーに、すでに有力候補とされている最速158キロ右腕のネルソンも合わせて投手4人、野手1人の顔触れが出そろった形だ。球団幹部は「(来季体制の大枠は)固まってきた」。年内をめどに来季の助っ人体制を確立する。 ■Jon Duplantier(ジョン・デュプランティアー)