巨人元バッテリーコーチがFA甲斐拓也獲得を悲観…「人的補償で未来の大切な戦力を失いかねない」
欲しかった「絶対的司令塔」をゲットした。巨人は昨17日、ソフトバンクから国内FA権を行使した甲斐拓也(32)と契約合意したと発表した。 《ボディーラインがクッキリで…》❤SEXYすぎるっ!!!❤ SB栗原の妻は雑誌でも大活躍のグラドル! 甲斐はレギュラーに定着した2017年から8年連続100試合以上に出場し、今季は119試合で、打率.256、5本塁打、43打点。「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩を武器にゴールデングラブ賞7度の守備力で、常勝軍団の扇の要として、20年まで4年連続日本一、今季は4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。 巨人も今季は4年ぶりにリーグ優勝を果たしたものの、CSファイナルステージでDeNAに敗れ日本シリーズ進出はならなかった。そのため今オフはFAで、阪神から大山、ソフトバンクから石川との3人取りを目指したが2連敗。ただ、前中日のマルティネスと契約合意し、楽天を自由契約となった田中将とも基本合意。立て続けに3連続の補強となった。 巨人から人的・金銭の補償を得ることになるソフトバンクの三笠GMはこの日、捕手を指名することについて「あらゆる可能性はある」と否定しなかった。 FA補強の成功はいいことばかりではない。11月中の自由契約期間はすでに終了。甲斐の返答が12月の中旬まで遅れたことで問題が生じてくるのだ。巨人の保留選手名簿はオリオールズ入りが決まった菅野を除くと52人。そのうち人的補償のプロテクトリスト28人を引くと残るは24人。分母が少なく、およそ半数の選手が指名可能になる。プロテクト漏れが半数近いなら、どんなにうまくリストを作成しようと若手有望株が指名されてもおかしくない状況になるかもしれない。 巨人の元バッテリーコーチで評論家の秦真司氏はこう言う。 「甲斐の加入は、今季自己最多の88試合に出場し、両リーグトップの盗塁阻止率.475と急成長を見せた28歳・岸田の芽を摘むことになりかねない。大城卓を含め人材はいるだけに残念です。人的補償として流出した時に巨人にとって一番痛いのは、次世代の正捕手候補の23歳の山瀬あたりが指名されること。目先の優勝を取って将来の正捕手を失うことになれば痛恨です。小林はプロテクトから外れるでしょうが、思い切って大城卓も外す可能性があるのではないか。ソフトバンクが狙うのは捕手の山瀬、もしくは若手有望株の投手とみています。いずれにせよ、未来の大切な戦力を失いかねないFA補強に違いありません」 誰が指名されても代償は大きくなりそうだ。 ◇ ◇ ◇ 一方、ソフトバンクにとって甲斐の移籍は「結果的にプラスになる」と、球団OBが言う。いったいなぜか。甲斐がいなくなったことによる「大きなメリット」とは何か。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。