【専門家監修】クリスマス・イベントのごちそう★乳幼児が食べていいもの・ダメなもの
クリスマスなどのイベントでは、華やかなごちそうを準備したり、外食をしたりすることも多いのではないでしょうか。普段とは違う食べ物や飲み物を家族で楽しみたいところですが、赤ちゃん・子どもには食べさせる際に注意が必要なものもあります。 気をつけたいメニューについて、育児雑誌『ひよこクラブ』の離乳食特集でもおなじみの管理栄養士の太田百合子先生に聞きました。 【画像】写真で見る、赤ちゃん子どもが窒息する意外な食べ物とは?身近なものも危険
ごちそうメニューは、味が濃いものや生ものに要注意!
クリスマスなどのイベントによく登場するメニューの中には、乳幼児にとって脂肪分や塩分、糖分などが多すぎるものがあります。また、中までしっかり火が通っていないメニューにも注意が必要です。 家庭で手作りする場合には、薄味にしたり油の使用を控えたりして、赤ちゃん・子どもの発育発達に合わせたものを準備しましょう。 調理済みの市販のものや外食の場合の食べさせ方の注意点を以下にまとめます。初めての食材を食べさせるときには注意が必要なことも忘れずに。
ローストチキン
香辛料が少ないものであれば、1歳代から取り分けて食べさせてもいいでしょう。年齢に合わせて、小さく切るかこまかくほぐして。味が濃い場合には、皮を取り除いて、身の内側の部分を食べさせましょう。
フライドチキン
味の濃い衣を取り除いて身の部分のみを食べさせるのなら、1歳代後半ごろからOK。油分が多いので少量にとどめましょう。衣ごと食べられるようになるのは3歳以降が目安です。
フライドポテト
油分・塩分が多いところが気になります。食べさせる前に油分をペーパーで取り、表面の塩を取り払えば、1歳代後半から食べさせても。
ローストビーフ
中までしっかり火が通っていないものは乳幼児には食べさせません。中までしっかり火がとっているものでも、2歳以降に少量からに。かみきりにくいので注意しましょう。
生ハム
塩分が強くて味も濃く、生ものなので食中毒に注意が必要です。乳幼児期に食べさせるのはできれば控えたいもの。食べさせるのなら3歳以降にごく少量にしておきましょう。
スモークサーモン
塩分が強く、生ものなので食中毒に注意が必要です。1~2歳代はコールスローサラダに混ぜるなど、ごくわずかな量を別メニューの具や調味料代わりにする程度に。3才以降に食べさせる場合もごく少量にしておきましょう。
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