無料セミナーの集客がうまくいかない理由(滝川徹 時短コンサルタント)
■あまり細かいところまで決めなくていい
お金の話さえ済ませれば、後はそんなに多くのことは話し合いません。時間配分と司会進行の役割くらいですね。コラボセミナーの場合、全部で2時間のセミナーとすることが多いです。 時間配分はお互いのトークがそれぞれ45 ~50分、休憩と質疑応答含め10分~15分。セットで1時間ずつ。そうした配分で提案します。休憩・質疑応答の時間を多めに入れておくと、どちらかが時間を多少オーバーして話をしてしまっても、時間の調整がしやすくなります。 あとは当日の司会・進行役をどちらが務めるかを決めておきます。たとえばセミナーの最初にどちらが話すかですね。これを事前に決めておかないと、いざセミナーがはじまった時にまごついてしまいます。 また、お互いどんな話をするか、簡単でいいので事前に確認しておきましょう。私の場合は本当に大雑把に「自分はこんな話をしますのでよろしくお願いします」という感じで相手に伝えます。 相手がどんな話をするか。テーマが重複しないように聞きはしますが、細かくは聞きません。相手のスライドも確認しません。「大体こんなテーマで話をするんだな」と理解できれば十分です。 コラボセミナーとはいえ、お互いプロ。話が完全に重複さえしなければ、お互いのパートを各自責任もって話せばいい。そう考えているからです。 コラボセミナーを開催する時に相手と話し合うのは以上のようなところです。もし開催する際には、ぜひ参考にしていただき、コラボセミナーを楽しんでください。
【プロフィール 滝川徹・時短コンサルタント】
1982年東京生まれ。Yahoo!ニュース・アゴラで執筆記事が多数掲載される現役会社員・時短コンサルタント。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけにタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法(日本実業出版社)』他。