縁起物「松本だるま」作りが最盛期 太いまゆ毛と丸いひげが特徴 別名「もうけだるま」とも【長野・安曇野市】
太いまゆ毛や丸いひげが特徴の「松本だるま」。安曇野市の神社で縁起物のだるま作りが最盛期を迎えています。 安曇野市の玄蕃稲荷神社で「松本だるま」を作る山田より子さん(75)。 この道30年をこえるベテランです。 ■記者「こんな毛むくじゃらの・・・」 ■山田さん「最初は皆そう言われます。」 余分な毛を取り除くとどこか愛嬌のある「松本だるま」が完成しました。顔に毛が付いていることから「もうけだるま」とも呼ばれています。 ■山田さん 「商売の人には喜ばれるんですよね。もうけって言って。」 玄蕃稲荷神社で「松本だるま」を作るのは山田さんただ一人。年間およそ3000個のだるまを手がけます。 ■山田さん「なんしろ、嫁に出すようなもん。神棚に上がるものだから出来るだけ心を込めてとは思っているけどね。」 作り手の思いが詰まった「松本だるま」は玄蕃稲荷神社の他、松本市内でも頒布されます。