【解説】台湾“地震” 今こそ“恩返し” 日本の支援、動き続々… いま私たちにできることは?
■熊本からの“恩返し” 民間企業やNGOも寄付呼びかけ 私たちにできることは?
小栗泉 日本テレビ解説委員長 「こうしたなか、さっそく支援に動き出している自治体というのもあるんです。それが、熊本県です。熊本地震のときに、台湾から義援金が送られたということなどもありまして、今回、台湾に寄り添ったどんな支援ができるのか、すでに検討に入ったということです」 藤井キャスター 「熊本はいま話題になっていますけれども、台湾の半導体メーカーも進出しましたし、台湾と熊本空港を結ぶ直行便もあるくらいですから、つながりが深いですよね」 小栗泉 日本テレビ解説委員長 「ほんとそうなんですよね。また、こうした自治体だけではなくて、Yahoo!やNGOの『ピースウィンズ・ジャパン』はすでに寄付を呼びかけていて、集まったお金は支援物資の購入などにあてる予定だということなんです」
藤井キャスター 「李光人さん、こういった迅速な動き、どう見ていますか」 俳優 板垣李光人さん (news zero 水曜パートナー) 「そうですね。今まで支援してくださったっていう“恩返し”ももちろんあるんですけど、まずは、純粋に、困っていること、大変なことに、自分が何ができるかっていうこと、そして、藤井さんが能登半島地震のときに(被災地で)おっしゃってた『知ることも支援の1つだ』っていうことは、今回、台湾は場所が離れているからこそ、地震だけではなく、台湾のことをもっと知っていきたいなって思いました」
■寄付を募る“偽サイト”に注意! 一度立ち止まって確認を
小栗泉 日本テレビ解説委員長 「ただ、注意しないといけないのは、“偽サイト”なんですよね。 これまでも災害が起きるたびに、あたかも本物のように見せかけて寄付を募るサイトというのが出ています。 なので、『寄付をしたい!』というふうに思っても、本当に信頼できるサイトなのかどうか、まず一度立ち止まって、確認してから寄付するようにしてください」 藤井キャスター 「台湾にご友人がいないという方が大多数だと思いますが、災害発生時の支援は、顔の見えない方に気持ちを伝えるものです。残念ながら“偽サイト”も存在する可能性がありますが、自分のできることは小さいと思わずに、いまは気持ちを伝えることが大切です」 (4月3日放送『news zero』より)