3連敗ドルフィンズを今村佳太が救う! 千葉J戦で復帰したキーマンがリーグ中断期間にチームとの練度高める【バスケB1】
バスケットボール・りそなBリーグ1部(B1)第7節で名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)は西地区首位の島根に、第8節で東地区首位の千葉Jに敗れ、今季初の3連敗を喫した。シーズン序盤の約4分の1を終えて6勝8敗と波に乗り切れていない中、開幕直前に負傷した今村佳太(28)が9日の千葉J戦で復帰。代表活動による約3週間のリーグ中断期間で、チームの練度を高める。 チームのキーマン・今村が復帰した。2戦とも出場は15分程度。プレータイムの制限もあり本調子ではなかったが、リーグ戦のコートに立ち「復帰できてうれしい。もっと好循環でバスケットボールができるよう、潤滑油のようになれると思う」と話した。司令塔の斎藤拓実(29)も今村の復帰を歓迎。中断期間に確認したいこととして「今村選手を生かせるようなスペーシングができるよう、全選手で擦り合わせていきたい」と挙げた。 「人もボールもよく動く」をコンセプトとするドルフィンズにとって、スペーシングは肝となる部分だ。練習では新加入選手を中心に、攻守とも何度も動き出しのタイミングや選手間の距離を確認する場面が目立つ。 今村も復帰し、中断期間でチームを組み立てていく。ショーン・デニス監督はチームの現状を筋肉に例えながら、「筋肉を大きくする、強くするには1回壊してから強くなるという繰り返し。うちもうまくいって壊されの繰り返しでどんどん強くなる」と語った。 また、この3戦は名古屋Dを長年けん引してきた選手の節目になった。東京五輪代表の張本天傑(32)がBリーグ発足以前も含め、6日の島根戦で個人通算3000得点、主将の中東泰斗(32)が10日の千葉J戦でB1個人通算3000得点を達成。積み重ねを大切にしながら、チームの勝利に結び付けていく。
中日スポーツ