（写真：KAB）

　熊本市の新庁舎の建設地について、熊本市は、NTT西日本桜町ビルの敷地に絞り込んだ案を議会に提示する方向で最終調整していることがわかりました。 　熊本市庁舎の建設候補地は、現在の敷地・日本郵便九州支社・NTT西日本桜町ビルの敷地・白川公園の4カ所で、このほか、花畑町別館跡地とみずほ銀行の敷地が中央区役所の候補地となっています。 　NTT西日本熊本支店が入っていた桜町ビルは、ビルを建て替え、オフィスやホテルを含む商業施設を整備する予定でしたが、新型コロナ禍で解体されず、空きビルとなっています。このため、基本構想案では、早期に工事に着手できるほか、桜町バスターミナルに隣接しているため、利便性が高いとしていました。 　熊本市は、現在開かれている定例議会で絞り込んだ案を示すとしていて、関係者への取材では、交通の利便性やコスト面からNTT西日本桜町ビルを提示する方針で最終調整していることがわかりました。　 　大西市長は、「24日の特別委員会に出席して、きちんとデータや理由も含めお示ししたい」と述べています。