フィンランドで失業するも作家として独立。週末北欧部chikaの仕事術【HOW I WORK】
期限を決めメリハリをつけて両立する
──寿司職人と作家の兼業時代もそうですが、それ以前から本業とは別に何かに取り組まれることが得意ですね。両立させるコツについて教えてください。 何事も、期限を決めて取り組むのが効果的です。 たとえば、移住直前の1年間は、日中は会社で働き、それ以外の時間も寿司修行や英会話学習などにあてていました。でも、「1年後にはフィンランドに住むんだ」と自分で決め、目標と期限があったから、頑張れたというのがあります。 期限をさらに区切って、「ここから1カ月は、これを重点的にやってみる」というゴールも決めました。短めのスケジュールを設定すると、より集中して取り組む心構えができますし、なんとなくダラダラ過ごすこともなくなります。 今はヘルシンキで暮らしていますが、「ずっと定住するぞ」と決めているわけではなく、「まず、ここで3年間やってみよう」という期限を定めています。おかげで、1日1日を大事に過ごす気持ちになれました。
ストレスは日記を書いて解消する
──日頃実践しているストレス解消法はありますか。 日記を書くのがストレス発散の方法です。 ストレスが溜まったときは、今感じていることなどを全部言語化し、最後に「どうしたらいいか」まで書くのをルーティン化しています。自分の中にモヤモヤしたものがあるときは、とにかくそれを外に出すとストレスとして残りません。 日記は、日課であると同時にセラピーでもあると思っています。
日本の最新事情はSNSから得る
──フィンランドにいて、必要な情報をどのように収集されていますか。 SNS、ニュースサイト、友達の3つで支えられています。 SNSは、基本的にXとInstagramです。ヨーロッパではYahooにアクセスできないなど制限があるので、Xから日本のニュースを得ることが多いです。 そして、フィンランド国営のニュースサイトを、Google翻訳を使いながら毎日見ています。日常的な出来事などは、友達から聞いて役立てることが多いですね。