外気温が低かったのに「26度設定」でエアコンをつけていました。4時間つけっぱなしだと「電気代」はどのくらいかかりますか?
エアコンを利用して、室内の温度を調節する人は多いでしょう。しかし、外気温が低かったにもかかわらず26度設定でエアコンを4時間つけていた場合、電気代がどれくらいかかるのか気になるのではないでしょうか。 今回はエアコンの電気代に関係する要素や、4時間つけっぱなしにしていた場合の電気代目安を実際に計算してご紹介します。あわせて、電気代を節約する方法もまとめました。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンの電気代はどのような要素が関係して決まる?
エアコンの利用にかかる電気代は、設定温度と外気温、使用時間などによって決まるとされています。一般的には設定温度と外気温の差が開くほど電気代が高くなるとされており、同じ設定温度であったとしても、外の気温が高い日だと電気代も高額になりやすいと考えられるでしょう。 これは外気温が高くなるにつれて、部屋が冷えにくくなることが関係します。一般的にエアコンの冷房能力は周囲の環境によって変化すると考えられており、外気温が大きく上がると部屋の温度は下がりにくくなるようです。 なお、冷房時の設定温度を1度上げると、約13%の消費電力量削減につながると環境省より発表されています。もしエアコンの電気代が気になるようであれば、26度設定から27度設定に変更すると、電気代の節約が期待できるでしょう。
4時間エアコンをつけていた場合の電気代目安は?
今回は冷房使用時の消費電力が425ワットのエアコンを4時間稼働させた場合の電気代を計算しました。 まず電気代を計算する場合、「消費電力(キロワット)×時間×電気料金単価」に当てはめる必要があります。ワットからキロワットに変換する場合は、元の数値を1000分の1にすれば問題ありません。 今回のケースでは東京電力エナジーパートナー株式会社が提供する従量電灯Bの電気料金単価を計算式に当てはめます。この場合、「425ワット÷1000×4時間×29.8円」となり、約50.7円が電気代として発生すると考えられるでしょう。 なお、外気温との差によって金額差がどのくらい生まれるかは明確にされていません。ただし、外気温との差が開けばエアコンの冷房能力は低下し、部屋の温度が設定温度に達するまでの時間もかかります。結果として消費電力が増え、電気代が高くなる可能性があるでしょう。 ただし、前述の通り、設定温度を1度上げると約13%の消費電力量削減につながるとされています。今回のケースでいうと、同じワット数のエアコンで1度設定温度を上げた場合、4時間で6円程度の節約効果を期待できるでしょう。 このことを理解したうえで、エアコンを使用する際は電気代に注意してみてください。