リーグアンで好調続くMF中村敬斗もインドネシアを警戒「帰化選手が多いのは聞いている」
1月にあったアジアカップのグループリーグでも対戦したインドネシア。しかし、今回はよりパワーアップした別のチームとして警戒すべきと見ている。日本代表MF中村敬斗(スタッド・ランス)がジャカルタでのトレーニング後に報道陣に対応。「帰化している選手が多いのは聞いている。しっかり対策して自分たちのサッカーをしていきたい」と表情を引き締めた。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 思い出す試合がある。日本はアジアカップのグループリーグ第3戦でインドネシアと対戦。3-0とリードしていた後半アディショナルタイムにロングスローからまさかの失点を喫し、画竜点睛を欠く3-1で試合を終えた。 また、インドネシアはA代表を率いる韓国人のシン・テヨン監督がU-23代表でも指揮を執り、パリ五輪出場まであと一歩となるプレーオフ進出を実現。9月から始まった北中米W杯アジア最終予選ではサウジアラビアとオーストラリアに引き分けるという“快挙”を演じており、元々高いサッカー熱がますます上がっている。中村は「絶対簡単な試合じゃない」とも言う。 一方で、日本代表も試合を重ねる毎にチーム力が上がっているという実感がある。中村は「9月、10月、11月と頻繁に代表戦がある中で3バックがみんなの中で定着してきたし、結果も出ている。僕も、左ウイングバックなのかシャドーで出るのかで役割が変わって来るけど、組んだ選手といい連係を取りたい」と意気込みを示した。 10月に埼玉スタジアムで行われたオーストラリア戦では、OGで0-1とされていた後半25分から左ウイングバックで途中出場し、キレキレのドリブル突破から相手のオウンゴールを誘発して1-1と追いつく殊勲のプレーを見せた。所属のスタッド・ランスでもリーグ戦6得点と好調。森保ジャパンでの存在感をさらに高める活躍を期待したい。 (取材・文 矢内由美子)