妹・ダニエルとの思い出も! 歌手、作詞・作曲家としてマルチな才能を発揮するオリビア・マーシュに、日本初独占インタビュー
作詞・作曲家、そして歌手としても活動する多彩な才能
――Livyという名義で作詞・作曲家としても活動されており、KISS OF LIFEやKep1erといったアーティストの楽曲制作にも携わりました。楽曲制作ではどのようにインスピレーションを得ていますか? 自身のための楽曲をつくる時とどう違いますか? 素晴らしいプロデューサーやアーティストと一緒に制作する中で、たくさんのインスピレーションを受けています。一緒にアイデアを出し合いながら、ゼロから新しい楽曲を生み出していくプロセスは本当に楽しくて、いつも刺激をもらっています。そうやって、誰かと一緒につくる曲は、チームのエネルギーや雰囲気から自然とインスピレーションが湧いてくることが多いです。一方で、自分自身のために曲を書くときは、自分の人生経験や出会った人々、日々の小さな出来事が主なインスピレーションになります。自分の楽曲は、とてもパーソナルなものになることが多いので、自然とストーリーテリングに重きを置くことが多いですね。 ――作曲家、作詞家として活動されていた中で、アーティストとしてもデビューを決意した理由も気になります。 正直、これが「仕事」になるなんて考えたこともありませんでした! 子どもの頃から歌うことは大好きだったけれど、あくまで趣味のひとつだと思っていて、それをキャリアにできるなんて夢にも思わなかったんです。でも、「たとえ趣味だとしても、歌い続けるんだろうな」とは感じていました。私がアーティストとしてデビューするきっかけになったのは、作詞・作曲活動を通じてMPLIFY(※)と出会ったことでした。ある日、別のアーティストのための楽曲制作セッション中に、プロデューサーでありCEOのサミュエルさんと出会ったんです。当初は自分がアーティストになるなんて考えもしなかったので、あまり前向きではなかったのですが、じっくり考えてみると「自分の声で、自分の音楽を通じて人と繋がりたい」という気持ちが強いことに気づきました。 (※)ワーナーミュージックコリア傘下に、新しく2024年9月に設立されたレーベル。 ――音楽を愛するご家庭で育ったからでしょうか、姉妹揃ってアーティストとしてデビューされていますね。 私がいまこうして音楽活動を続けられているのは、家族の温かい応援があるからこそだと思っています。家族はいつも「好きなことをやっているなら、それでいいよ」と言ってくれます。家族全員が音楽が大好きですが、両親が音楽業界に関わっていたわけではありません。でも、私と妹のダニエルが幼い頃から音楽やパフォーミングアーツを好きなことに気づいていて、ボーカルやピアノのレッスンを受けさせてくれるなど、いつもサポートしてくれました。本当に恵まれた環境で育ったと感じていますし、両親には感謝してもしきれません。