一問一答 井上尚弥、グッドマンが負傷した左目を狙うと宣言 「当たり前。勝負ですから。プロの世界は甘いものじゃない」
「影響はない。SNSにも書いたが、10日前に1カ月延期になって、そこからもう1セット繰り返すのは体力的にも精神的にもきつい部分があった。ただ、仕上がり具合はすごくいいんじゃないかと思う。そこは一つ楽しみなところ。この調整方法ですごくいい自分が仕上げられたのであれば、この先のビッグマッチに向けて一つ参考にはなると思う」
-―今回の調整方法とは
「自分が減量に入るときは約5週間をかけてやっていくが、(延期になって)今回に関しては約8週間から10週間という目途。本当のビッグマッチに向けて最高の自分を作り上げるのであれば、そのくらいの時間をかける必要があるのかなと。今回、体的にも精神的にも良く仕上がったのであれば、そういったところもちょっと考えていきたい」
-―1日から始動。父の井上真吾トレーナーがミット打ちでミットを持っていた
「1日は太田(光亮)トレーナーが不在だったので、その流れでやってもらった。持ってもらうのは結構久しぶり。『いかがでしたか?』と言われましても…。懐かしいなというのはあった」
-―グッドマンが負傷した左目を狙っていくのか
「当たり前じゃないですか。勝負ですからね。そこは一つ(グッドマンの)大きな弱点になる。プロの世界は甘いものじゃない。そこも一つ勝利の鍵になってくるところではある」
-―初詣には行ったか
「行っていない。ずっと練習漬け。ただ、練習がなくても行くようなスタンスではない」
-―延期を経てのグッドマンとの防衛戦。改めてどんな試合をしたいか
「延期になる前の公開練習のときと考えは変わっていない。勝負の世界で『楽しめるような』という言葉があっているか分からない、初めて見に来た方と、ボクシングに詳しい方々が楽しめるような試合ができるように準備している」
―-1カ月延びたことでプラスとなったことは
「この時期での延期は初めて。当日リングに上がってみないと何とも言えないが、今の時点ではもう最高に仕上がっている。延期があったから自分の中でもプラスに取り入れられたこともあるし。感覚的なものになるが、スパーリングの数、内容も含め、(延期前は)まだ完成しきれていない部分があったが、1カ月延びたことで感覚、イメージもしっかりと整えることができた。自分の中ですごくいい方向に捉えている」