【MLB】キム・ヘソンのデッドラインが迫る ポスティングの交渉期限まで残り12時間 メジャー移籍なるか
韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している金慧成(キム・ヘソン)だが、ここまで大きな動きがないまま交渉期間の30日間が過ぎようとしている。キムがメジャー各球団と交渉できる期限は日本時間1月4日午前7時。デッドラインまで残り12時間となった。残り12時間以内にメジャー球団と契約を結ばなければならないが、キムは夢のメジャー移籍を実現させることができるのだろうか。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在25歳のキムは東京五輪や2023年のワールド・ベースボール・クラシックで韓国代表の一員としてプレーした内野手。盗塁王のタイトルを獲得した2021年から昨季まで4年連続でゴールデングラブ賞(日本プロ野球のベストナインに相当する賞)を受賞している。プロ8年目の昨季は127試合に出場し、打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁、OPS.841をマーク。守備は二塁手としてキャリアをスタートし、一時は二塁と遊撃を兼任したり、遊撃がメインとなる時期もあったが、2022年以降は再び本職の二塁に戻っている。 移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では、オフシーズン開始時に発表したFA選手ランキングでキムを26位とし、3年2800万ドルの契約を得ると予想していた。しかし、まもなく交渉期間の30日間が過ぎようとしているが、ここまで争奪戦の具体的な情報がほとんど出ていないのが実情だ。水面下で獲得に乗り出している球団があるのか、どれくらいの金額のオファーが提示されているのか、具体的なことはほとんど報じられていない。 マリナーズを筆頭に、内野手に不安を残す球団はあるが、ポスティングの譲渡金を支払ってまで獲得するべき選手か、各球団のフロントオフィスは慎重に見極めているのだろう。FA市場には金河成(キム・ハソン)を含め、まだ多くの内野手が残っており、各球団が必ずしもキムを獲得しなければならない理由は見当たらない。キムの若さとポテンシャルに賭け、ポスティング経由での獲得に乗り出す球団は現れるだろうか。デッドラインまで残り12時間だ。