中日監督問題 ファンも期待する後任候補「勝負の鬼」「ドリームプラン」とは
成績不振のため今季限りで退任が決まった中日・立浪和義監督の後任候補が引き続き、注目を集めている。 【動画】中日の”4番”が渾身の一発!中田翔が開幕戦で放った豪快弾を見る ミスタードラゴンズは「切り札」ともいわれ、満を持して就任したが、課題の打線テコ入れを果たせず。就任3年目にしてユニホームを脱ぐことになった。 チームは10月6日のDeNA戦でシーズン最終戦を迎える。本拠地バンテリンドームでは最終戦セレモニーが行われる予定となっており、その場で新監督の発表もあるかと注目されている。 急ピッチで監督選定作業が進む中、22日放送の情報番組「サンデーモーニング」(TBS系列)内の発言も大きく話題を集めた。 同番組のスポーツコーナーにはともに愛知出身で同学年の工藤公康氏と槙原寛己氏が「ご意見番」として出演。 槙原氏がまず立浪監督の退任について「一緒にやってきた世代なので寂しいですけれど、お客さんは今年すごく入っていたし、いいスタートも切れたんですよ。結果的に低迷しましたけれど、お疲れさまというところですね」とねぎらった。 さらに続けて、ソフトバンクの監督として5度の日本一を達成するなど輝かしい実績を残した工藤氏に対して「この後の人事的にはちょうど愛知出身の工藤さんあたりにオファーもあるのかなと思いますけれどもね。(打診は)来ているんですか?」と直球質問。これに対し、工藤さんは「来てないですよ」と苦笑いし、後任説を否定してみせた。 球界でともに一時代を築き、気心の知れた仲としての愛情こもったやりとりだったが、同発言が報じられるとネット上でも中日ファンから「工藤さんにドラゴンズ改革をしてもらいたい!」「ありえなくもない」「工藤監督、お願いします!」と待望論が出ている。 工藤氏といえば、ソフトバンク監督時代に在任7年で3度のリーグ制覇、5度の日本一に輝くなど「勝利の鬼」として知られている。緻密なデータ分析から導き出される、たくみな選手起用にも定評があり、長く低迷するチームの最適解を見出だしてくれる存在として期待が高まる。 ほかにも様々な後任候補が取りざたされる中、ファンの間では「ドリームプラン」として、同じく愛知出身のイチロー氏に期待する声も上がる。日米通算4367安打の金字塔を打ち立てたレジェンドも23日には「高校野球女子選抜」と試合を行うなど、最近は高校野球含め、野球の魅力を多角的に伝える取り組みにも熱心とあって、低迷するチームの救世主として登場を願う声がある。 ただ、いずれにせよ直近10年でAクラス1度と長く低迷するチームには課題の徹底掘り起こしも求められている。この難局を救う指揮官は誰となるのか。今後も引き続き、高い注目を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]