夏太りにはセルフお灸、胃腸を整え滞りを改善して巡る体に。
湧泉(ゆうせん) 足裏(指をのぞく)を縦に3分割したときの指側3分の1、足でグーをしたときに一番凹むところ。生命力が泉のように湧いてくるといわれるツボで、下半身の冷えやストレスの緩和にも。あぐらをかくなどして行う。
足がむくむ。
冷えや胃腸の機能低下、運動不足等で巡りが悪くなると、体内の水が下にたまって足がむくむ。むくみを放置すると水太りを招くことに。体の水はけをよくして改善しよう。
尺沢(しゃくたく) 肘を曲げたときにできるしわの線の上、外側3分の1のところ。沢という字からわかるとおり「水」に関係し、体内の水の流れを整えてむくみを改善。汗が止まらないときにも。肘を膝やテーブルにのせ、安定させて行う。
陰陵泉(いんりょうせん) すね内側の骨のきわを上にたどっていくと膝の骨とぶつかり指が止まるところにある。むくみ改善の代表的なツボで、リンパを流し、巡りをよくする。湿度が高くて体がつらいときにもいい。立て膝やあぐらの姿勢で行う。
神闕(しんけつ) おへその中央にある。元気が出入りする門で、お灸で刺激することで体の芯まで温まり、自律神経が整い全身にエネルギーがみなぎる。熱さを感じやすい人は、塩をおへそにつめてから行うといい。仰向けで行う。
合谷(ごうこく) 人差し指の第3関節と、親指と人差し指の骨が交わる部分の中間にある。万能なツボで、特にエネルギーを補う。体がだるくて力が出ないときに行うと、心身がすっきりする。膝やテーブルに手をのせ、安定させて行う。
寝つきが悪い。
手足は冷たいのに上半身は熱い〝冷えのぼせ〟になりやすい夏は、寝つきが悪くなりがち。寝不足により陰陽のバランスが崩れると、暴飲暴食の原因に。快眠で食べ過ぎを防ごう。
築賓(ちくひん) 内くるぶしの一番盛り上がったところからこぶし1個分上のふくらはぎ側にある。解毒のツボとして知られるが、足がむずむずしたり、イライラして眠れないときにも。立て膝やあぐらの姿勢のほか、椅子に座って行う。