夏太りにはセルフお灸、胃腸を整え滞りを改善して巡る体に。
初心者でも安心な火を使わない温熱刺激。 お灸の台紙に付属の蒸留水を少量つけると発熱。衣類を着たまま、立ったままでも使える。奈良吉野桧、京都京北黒文字、長野小諸薔薇の3種の香りがある。
【ベースのツボ】
夏太り解消の要、胃腸の調子を整えるツボから1、2個、その後から紹介する悩み別のツボから1、2個選んで行うと効果的。
胃腸の調子を整える。
体が冷えて胃腸の働きが弱まると気(き)・血(けつ)・水(すい)の巡りが悪くなり、むくみを引き起こす原因に。胃腸を整えることで、消化・吸収力が上がり、基礎代謝もアップする。
足三里(あしさんり) 膝のお皿の下にある外側のくぼみから指4本分下、すねのすぐ外側にある。胃の具合が悪いと感じたら、まずはこのツボをお灸で刺激するといい。胃の働きを高め、消化不良を改善、余分な水分を排出する働きがある。床に座り軽く膝を曲げるか、椅子に座って行うとよい。
中脘(ちゅうかん) みぞおちとおへそを結んだ線の中間にある。お腹の冷えを取る、胃痛を改善する、消化を助けるといった働きがある。お腹を触ったときに冷たいと感じたり、押したときにこわばりや痛みを感じたときに。冷たいものを飲んだり食べたりしすぎたときにもいい。仰向けに寝て行う。
太白(たいはく) 足の親指の付け根で、足の裏と甲の境目(中間)の皮膚の色が変わるところ。胃もたれ、胃痛を改善し、消化吸収を助け、余分な水分を排出する。お通じをよくする働きもあるので、便秘や下痢のときにも。あぐらをかくか、床に座り軽く膝を曲げて、あるいは椅子に座って行う。
【悩み別のツボ】
三陰交(さんいんこう) 足の内くるぶしの一番盛り上がったところから指4本分上、骨のきわにある。血流を促し、冷えを取るツボで、冷房にあたりすぎたときなどにいい。床に座って軽く膝を曲げる、あぐらをかくなどの姿勢で行う。