【陸上】橋岡優輝がVで2大会連続五輪内定!内容に満足せず危機感「最低限の中の最低限」/日本選手権
◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)3日目 【動画】パリ五輪内定!男子走幅跳・橋岡優輝の跳躍をチェック! パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の3日目に男子走幅跳が行われ、橋岡優輝(富士通)が2大会ぶり6回目の優勝を果たした。3月にパリ五輪参加標準記録(8m27)をクリアする8m28(+1.4)を跳んでおり、パリ五輪代表に内定した。 東京に続いて2大会連続の五輪を決めた橋岡。ただ、試合内容には「言葉を選ばずに言うとクソみたいな試合。まったく走っていない。(悪いところは)全部です」と唇を噛んだ。 2回目に優勝記録を跳んだが、「3回目までは別人くらい。やりたい方向とは違った」。ファイルになった6回目は「最低限の中の最低限」という跳躍だったという。 5月のセイコーゴールデングランプリ以降は欧州へ飛び、イタリアを拠点にトレーニングを積んだ。だが、「身体の不調が出て、小さな不具合が連鎖しながら、あっち行って、こっち行って。それを引きずりました」。予定していた試合も見送った。 パリ五輪まで約1ヵ月。「この状態ではまずい」と危機感を覚えているが、ここ一番での強さは折り紙付き。3年前の東京五輪の6位は「今でも悔しいです」と忘れたことはない。 「虎視眈々と。本番でどれだけ自分が跳べるか。現状、叩きつけられて結構へこんでいるので」 世界一遠くへ跳ぶために。「血眼になって」本番を迎えるつもりだ。
月陸編集部