フットサルF2のエスポラーダ北海道は首位長野に執念ドロー 逆転優勝の可能性残る …結果にかかわらず来季も存続
◆F2リーグ第14節 エスポラーダ北海道3-3ボアルース長野(10日・小樽市総合体育館) ホームに首位のボアルース長野を迎えた2位のエスポラーダ北海道は、3―3で引き分けた。試合時間残り35秒で波状攻撃からオウンゴールが生まれ、劇的ドロー。5連勝はならなかったが、逆転Vの可能性は残した。また、チームは今季F1に昇格できなければ廃部の可能性もあったが、結果にかかわらず来季も存続することが明らかとなった。 長野のハードワークに手を焼き2点のリードを許したエスポラーダだったが、第2Pに意地を見せた。開始3分に室田祐希(32)がPKを決めて反撃開始。11分には室田のPKがクロスバーにはじかれるも、跳ね返りを押し込んで2点目を奪った。残り35秒には波状攻撃がオウンゴールを誘発。劇的展開で引き分けに持ち込んだ。 「優勝を占う一戦で何が何でも勝たなければと準備してきたが、結果的にドロー。厳しい現実を受け止めている」と菅野大祐監督(44)。大事な天王山で勝ち点差4を詰められなかったもどかしさは残る。だが、逆転の可能性も残し「これで終わりではない。しっかり切り替えたい」と前を向いた。 暗雲も消えた。チームは今季F1に復帰できなければ廃部となる可能性が浮上していたが、運営法人は結果にかかわらず来季も存続する方針を固めた。9~11月に4連勝、ホームゲームの入場者数も増加が見られたことから理解が得られたという。存続のために署名活動を展開してきたサポーターの期待も受け止め、小原風輝主将(26)は「自分たちを信じて準備したい」。残り4試合。目標にブレはない。(石井 睦)
報知新聞社