恐怖が迫る連続強盗…「生き残れる可能性が高い家」の特徴と、いざという時に「武器になる“10の日用品”」を解説
「闇バイト」で集まった若者たちによる、連続強盗事件。いずれも住人が在宅中に押し入り、暴力の末に金品を奪っている。負傷者だけでなく、監禁者や死者まで発生し、全国に不安が広がった。 【画像】あなたのウチは「生き残れる家」? 5つの特徴 連れ去り監禁事件にまでなった千葉県市川市の事件(70代の母親と暮らしている50代の女性宅に強盗が押し入り、女性が一時連れ去られた)については、すでに逮捕されている実行犯の2人に加えて、残る1人で指名手配中だった21歳の男も10月28日に身柄を確保された。
しかし今回の実行犯が捕まっても、いま現在もSNS上では「闇バイト」が募集されている。今後も全国で同様の事件が発生する危険性があるだろう。つまり、継続した防犯が求められている。 ■強盗の侵入に備える「5つの対策」 筆者は前回、「強盗に狙われやすい」危険な家として、「10の特徴」と対策を記事にした。 たとえ「闇バイト」で集められた即席の強盗であっても、下見はしているだろうし、「家の中に入らせない」またはターゲットになりうる「“闇名簿”を更新させない」ための事前対策は必須だ。
とはいえ、素人集団である強盗犯たちは、首謀者たちにとっては“捨て駒”でしかなく、プロなら入らないような家にも実行命令が下っている。指示役に言われた通り、多少無茶をしてでも押し入っているのだろう。 事前対策は施しているが、それでも強盗に入られてしまったら……。どうしたら家族や自分の命を守れるのか。セキュリティコンサルタントの立場から、「生き残る可能性を高める」対策をお伝えしたい。 まず、強盗に入られてしまう危険性を前提に、備えておきたい物事が5つある。
1. 複数階ある戸建ての場合、寝室は2階以上の部屋にする 2. 鍵がついている寝室であれば、就寝中は鍵をかける。鍵のない部屋の場合は、ドアストッパーなど、鍵の代わりになるもので代用する 3. 就寝中は、柄の長い強力な光の懐中電灯、通信機器(携帯電話やスマートフォン)を手元に置いておく 4. 寝室にサイレン付きメガホンやホイッスルを用意しておく 5. 家の中の照明は、必ず1カ所は点けておく(玄関や勝手口など)