恐怖が迫る連続強盗…「生き残れる可能性が高い家」の特徴と、いざという時に「武器になる“10の日用品”」を解説
■「柄の長い懐中電灯」の使い方 枕元には、通信機器(携帯電話やスマートフォン)以外にも、柄の長い懐中電灯があると安心だ。光は強ければ強いほどいい。これは、暗いところを照らす以外にも、強い光を相手の顔に向けることで犯人の目潰しになるし、柄を持って打撃することで武器にもなる。 ただし、犯人に奪われると危険なので、注意も必要だ。よく、家の中の目立つ場所にバットや竹刀などの武器を置いておき、抑止力にしたり、いざというときの武器にしたりという対策を聞くが、これも逆に犯人が手にしてしまったら、かえって危険が増してしまう。
強盗は事前に家族構成などを把握してから入ってくるので、本当は使い手がいないのに、抑止力として武器を目立つところに置いているとしたら、あまり意味がないどころか犯人に武器を渡してしまう危険性もあるだろう。 自分が使いこなせない武器を置いておくよりは、先述した懐中電灯や、「ポツンと一軒家」ではない限り、周りに危険を知らせることのできるサイレン付きメガホンやホイッスルを用意しておくほうが有効だ。 また、これは侵入前の防犯にも繋がるが、家の中は完全に消灯するのではなく、玄関や勝手口など1カ所だけでも点けておくのがいいだろう。闇に隠れるように侵入してくる犯人にとっては不都合になり、侵入時の心理的な抑止力にもなる。
点いたり消えたりするような「不均一な照明」を設けておくと、侵入者の居心地が悪くなる効果がある。 長期留守中もライトを点けておくのは不経済だという家庭には、タイマー設定のできるライトや人感センサーのライトを導入するのがいい。 ■家の中にある「武器になる日用品」 さて、こうした対策をしたにもかかわらず、犯人が突破し、侵入してきてしまったら……。最終局面でできることはないのだろうか。 家の中で強盗と対峙した場合、身近にあるもので、即席の武器として使うことができるものがある。先述した柄の長い懐中電灯を筆頭に、使えるものを紹介していきたい。