太宰府天満宮で迎春準備 へびの置物など7種の縁起物づくり始まる
福岡県太宰府市の太宰府天満宮で22日、来年の干支(えと)、へびにちなんだ縁起物の準備が始まった。作業は年末まで続き、一部の品を除いて12月1日から授与される。 【写真まとめ】「へび」の絵馬が付いた「開運の矢」を準備する巫女 天満宮の縁起物は、へびの置物や鈴、福むすびなど7種。絵馬、置物と鈴は博多祇園山笠のかき山制作にも携わる博多人形師の中村弘峰さんがデザインを手掛けた。 置物は毎年、干支が正座する姿。権祢宜(ごんねぎ)の熊谷誠人さん(32)は「中村さんもデザインに苦心されていたが、とぐろを巻いた姿を正座だと思ってもらえれば」と話した。矢に飾りを付ける作業をした巫女(みこ)の郡山早紀さん(23)は「参拝に来られる方が来年も幸せに過ごせるように心を込めた」と語った。 天満宮によれば、今年正月の参拝者数は約203万人。来年はそれを上回る見込みだという。【長岡健太郎】