NHKのドキュメンタリーで話題!料理家・栗原はるみの「ひとりごはん」作りたくなるレシピ
先日、NHKスペシャルで放送された料理家・栗原はるみさんのドキュメンタリーが大きな反響を呼んでいます。 最愛の夫を亡くした悲しみから立ち上がるために取り組みはじめた「ひとりごはん」のレシピづくりは、現在の栗原さんを支えるライフワーク。 【写真】77歳の料理家・栗原はるみが元気でいるために毎日食べている4つの食材と食べ方 番組で紹介されたレシピを、雑誌『栗原はるみ』の連載「自分のために、ひとりごはん」より、2つ紹介します。
(1)ひじきのしょうが煮
芽ひじきと細かく刻んだしょうがだけの何げない煮物。ピリッとしたしょうがの風味がアクセントになっています。ゆでた絹さやを添えると、さらにおいしくなります。 ⚫︎材料(作りやすい分量)芽ひじき(乾燥)…50g しょうが…30g A しょうゆ…大さじ3 みりん…大さじ3 砂糖…大さじ2 絹さや…適量 ⚫︎作り方(1)ひじきはよく洗い、たっぷりの水に7~10分つけてもどす。ざるに上げて水けをよくきる。 (2)しょうがは細かいみじん切りにする。 (3)小鍋にAを合わせて煮立て、砂糖が溶けたらひじきを入れて中火で3~5分、ほとんど汁けがなくなるまで煮る。 (4)火を止め、しょうがを加えて混ぜる。 (5)絹さやは筋を取り、塩少々(分量外)を加えた熱湯でゆでて冷水に取り、水けをよくきって斜めせん切りにする。 (6)器に(4)を盛り、絹さやを添える。 ひじきのしょうが煮のご飯のせ ひじき煮を絹さやのせん切り、少し甘めの卵と一緒にご飯にのせて。ひとりだからこそていねいに、大好きな漬物はもちろん、青みや薬味をたっぷりと添えます。スクランブルエッグは、卵2個を溶きほぐし、砂糖大さじ 1½、塩少々を加えてよく混ぜた卵液を、サラダ油を熱したフライパンに流し入れ、大きく混ぜながら半熟状に火を通せば、完成です。
(2)チキンのレモンバターソテー
酸味のあるバターソースをチキンにたっぷりからめて。表面はカリッ、中はふわっと仕上げたポテト、ほんのり甘いキャベツを添えて、おもてなしにも。 ⚫︎材料(作りやすい分量) 鶏胸肉…1枚(200g) 塩…小さじ½ こしょう…少々 薄力粉…適量 サラダ油…大さじ½ バター…10g レモン(絞り汁)…大さじ1 ⚫︎作り方(1)鶏肉は冷蔵庫から早めに出しておく。 (2)鶏肉の両面に塩、こしょうをふり、皮目のほうに薄力粉をまぶす。鶏肉1枚が入る小さめのフライパンにサラダ油を熱し、皮目を下にして入れる。ふたをして弱火でじっくり3~5分焼き、ふたを外して最後の1分は中火で焼く。 (3)皮に焼き色がついてパリパリになったら返してふたをし、さらに3~5分焼いて八分通り中まで火を通す。火を止めて鶏肉を一度取り出し、フライパンの脂をキッチンペーパーでふく。バターとレモン汁を加えて火にかけ、煮立ったら鶏肉を戻し入れて、軽くとろみがつくまで煮からめる。 (4)器に盛り、つけ合わせを添え、食べやすく切っていただく。最初は弱火で、ふたを外したら火を強めて、皮をこんがり焼き上げます。かたくなりがちな胸肉も火の通し方でやわらかく仕上がります。肉を室温にもどしておくことを忘れずに。きれいなソースを作るなら、胸肉を取り出しフライパンの脂をふき取ります。簡単に作るなら途中でバターを加えても。 カリカリポテト じゃがいも1個(150g)は洗って皮をむき、 1cm厚さの輪切りにしてくずれる直前までやわらかくゆで、水けをきります。フライパンにオリーブ油適量を熱して、じゃがいもを入れ、弱火でじっくりと表面がカリカリになるまで両面を焼きつけて。軽く塩、こしょうをふって完成。 キャベツのバターソテー シンプルで誰もが好きなつけ合わせ。ソテーをパンにはさんで、簡単なランチにすることもあります。作り方も簡単。キャベツ150gを4~5cm大のざく切りにします。フライパンにバター10g を入れて熱し、キャベツを強火で炒め、塩、こしょう各少々で味を調えてでき上がり。 『栗原はるみ』9号では、大きなえび天丼や、サーモンマリネのフライなど、「自分のために、ひとりごはん。」のレシピを多数掲載中!他にも、気軽にたくさん食べたい「野菜レシピ」、人が集まる季節に作りたい料理や、プレゼントや持ち寄りにぴったりな一皿、そしてお菓子のレシピなどが、盛りだくさん。 気楽なお酒のおつまみのレシピをまとめた別冊付録、そして毎年人気の「2025年カレンダー」など、1年のはじまりにふさわしい一冊です。 ぜひご覧ください! 構成/『栗原はるみ』編集部
栗原はるみ編集部