アメリカの国債に興味があるのですが、日本の個人投資家でも買えますか?
「手数料」はかかるの?
基本的に、債券の買い付けには取引手数料はかかりません。ただし、日本円からドルなど外貨に交換する場合には、為替手数料を加味した為替レートが適用されます。通常、日本円から外貨への交換時のレート(TTS)および外貨から日本円への交換時のレート(TTB)に「為替スプレッド」と呼ばれる差額が上乗せされます。 為替の動向とともに、各金融機関で設定は異なります。そのため、米国国債の買い付けを検討する場合には、各社を比較検討してみることをおすすめします。
まとめ
投資商品には、株式、債券、投資信託などさまざまな種類があり、それぞれに特徴やリスクも異なります。なお、米国国債の場合は、同じ投資商品であっても、買い付けのタイミングによって損益に差が生じます。また、債券という比較的安定した投資であっても、世界情勢や為替動向によって思ったほどの効果が得られないことも考えられます。 しかし、資産分散、通貨分散はとても有効であり、決して、米国国債への投資を否定するものではありません。あくまでも選択肢の一つとして、資産全体の配分やゴール設定に対して有効かどうかという観点で、米国国債への投資については考えてみてください。 執筆者:大竹麻佐子 CFP(R)認定者・相続診断士
ファイナンシャルフィールド編集部