突然の“渋滞”で「不幸な追突事故」どう防ぐ? 危険な「高速ミサイル」から身を守るために「気をつけたい行動」とは
渋滞末尾は急ブレーキを避け「後続車への合図」も忘れずに!
週末などにクルマで出かける際、気になるのが渋滞です。特に高速道路の場合、突如として前方がつまり、慌ててブレーキを踏むシーンにもしばしば遭遇します。 不幸な「追突事故」を未然に防ぐためにも、自車が渋滞末尾になりそうなとき気を付けたいことをいくつかご紹介します。 【画像】「えっ…!」これが高速道路で「絶対やってはいけない」行為です!(30枚以上)
NEXCO中日本は、「高速道路を安全にご利用いただくためのお願い」として、渋滞を発見した際は、後続車両への合図をすること、そして急ブレーキや急な車線変更は厳禁、また路肩走行も厳禁としています。 「後続車両への合図」や「急ブレーキ禁止」の狙いとは、ズバリ追突事故を防ぐためです。 内閣府がまとめた、2021年の「交通安全白書」によると、2020年中の高速道路における事故においては、車両相互の事故の割合(91.4%)がもっとも高く、なかでも「追突」が多かったそう。 渋滞末尾での急ブレーキは追突事故に繋がりやすく、急な車線変更も衝突の原因になりやすいです。 急な車線変更によって、後続車へ余計なブレーキを踏ませてしまうことで、さらなる渋滞の悪化にもつながる可能性もあります。 また渋滞が始まると、割り込まれないようにと車間距離を詰めがちにするドライバーが増えますが、これもトラブルや接触事故、渋滞のさらなる悪化につながりやすいので、控えたいところ。 車間距離をとることで、ドライバーの視界が広くなるため、いち早く危険を察知することもできます。 この際に路肩を走行するのは、そもそも道路交通法に違反する行為ですし、緊急時の救急活動の妨げとなってしまうため、万が一の故障や事故といった緊急事態以外はやめましょう。
電光表示板などを注視しながら「渋滞を予測」して走行しよう
高速道路の場合、突発的な事故でもない限りは、渋滞の発生状況は事前に電光表示板などで示されます。 渋滞している区間を意識しながら走行し、「そろそろ渋滞に差し掛かるな」と思ったら、車間距離を多めにとりながら、数台前のクルマの動きやテールランプの点灯を注視しておきましょう。