クルマ好きな50代がときめく!マセラティ「極上カブリオレ」
モータージャーナリストまるも亜希子さんによる試乗体験ルポ。イタリアが誇る名車、マセラティに試乗。30代のころ、オープンカーを所有していたこともあるというまるもさんがスマートかつエレガントなグランカブリオでレインボーブリッジを快走! 【写真】50代が乗りたい「素敵な車」
秋から冬こそが、オープンカードライブに最適な季節。 というのは長年オープンカーに乗っている夫をはじめとする、クルマ通たちの持論です。 空気が澄んでいて遠くまで美しい景色が見渡せるし、虫や花粉も少なく、直射日光はもちろんジリジリとした路面からの照り返しがやわらぐのが大きな理由。 寒さに弱い人でも、最近のオープンカーはエアコンだけでなくシートヒーターやネックウォーマー、ステアリングヒーターなど手厚い装備が揃っているから大丈夫なのです。 首から下はヒーターでほかほかと温かく、首から上は少しひんやりとした風と触れ合えて、どことなく露天風呂に入っているような気分にもなれるのだとか。 学生時代にオープンカーが愛車だった私としても、それは納得です。 仕事や家事や育児に追われる毎日にはオープンカーを楽しむ余裕がなくて手放してしまったけれど、少し自分の時間がもてる今、再びオープンカーのある人生に戻りたい気持ちがむくむくとふくらみはじめていました。
そんなときにお誘いいただいたのが、マセラティから登場した新しいオープンモデル、グランカブリオの試乗会です。
イタリアの歴史あるプレミアムブランドであるマセラティにとって、アイコン的な存在でもある4シーターのオープンモデルで、先に登場したクーペモデルのグラントゥーリズモがエレガントなスタリングで数々の賞を獲得しているとおり、そのオープントップモデルとなるグランカブリオも優美なというだけでは足りず高貴な、と形容したくなるオーラを放ちながら、都心のホテルのエントランスに佇んでいました。 そんなグランカブリオの運転席のドアを開けられる歓びをかみしめながら、約90分の東京ドライブをスタート。